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第90回歌会リスト 2012年8月19日開催 浴衣オフ お題「星」 作品名・曲名・歌詞にお題が入っていること 参加者34名 企画部屋,声サド部屋2012、ロボサド部屋、畑亜貴部屋 リオ 曲名 作品名/歌手名 innocent starter 魔法少女リリカルなのは Beautiful Amulet 魔法少女リリカルなのはStrikerS Chase the world アクセル・ワールド 嵐の中で輝いて 機動戦士ガンダム第08MS小隊 The last ele,ent デジモンフロンティア 荒野流転 幕末機関説いろはにほへと Can you free crying alone? W~ウィッシュ~(ナチュラル) you give… BALDR FORCE EXE RESOLUTION 原罪のレクイエム プリズム・アーク Face of Fact BALDR FORCE Advanced Wind WILD ARMS Advanced 3rd イェイ!イェイ!イェイ! スマイルプリキュア! 空を見上げる君がいるから WILD ARMS the 4th Detonator 恋はドッグファイト マクロスF恋離飛翼サヨナラノツバサ brave heart シャーマンキング(お題) ムー 曲名 作品名/歌手名 NOW loading SKY あそびにいくよ 面影ワープ 花咲くいろは 夏のミラージュ きまぐれオレンジ☆ロード あふれていくのはこの気持ち あまえないでよ 陽だまり めぞん一刻 Non stop lord 夏色キセキ 迷い姫ぱにっく 姫様ご用心(畑亜貴) 宇宙で恋は☆るるんルーン ギャラクシーエンジェる~ん(畑亜貴) Romatic Chaser IZUMO-猛き剣の閃記-(畑亜貴) な・り・あ・が・り☆ らき☆すたネットアイドル・マイスター(畑亜貴) ガリアン・ワールド 機甲界ガリアン(ロボサド) さらばやさしき日々よ 太陽の牙ダグラム(ロボサド) Fighting chance 破邪巨星Gダンガイオー(ロボサド) 超神マスターフォースのテーマ トランスフォーマー超神マスターフォース(ロボサド) ONE STAR デジモンセイバーズ(お題) テツ 曲名 作品名/歌手名 ノーブランド・ヒーローズ ここはグリーンウッド(声サド:坂本千夏) ゆるされた夏 関智一(声サド:関智一) 氷のナイフを抱いて 幽☆遊☆白書(声サド:緒方恵美) マタドールのように 魔神英雄伝ワタル3(声サド:高乃麗) 月の如く ラブひな(声サド:浅川悠) BrAVE lOVE~Galaxy Express 銀河鉄道999~エターナル・ファンタジー 太陽の翼 太陽の勇者ファイバード 夢色チェイサー 機甲戦記ドラグナー Heart-shaped chant SHINING WIND 青空っていいな ドラえもん LIVE for LIFE~狼たちの夜~ ベン・トー ゆずれない願い 魔法騎士レイアース トワイライトスター MAJOR 銀河伝説WEED 銀河伝説WEED(お題) あきら 曲名 作品名/歌手名 ROMANCERS'NEO 魔法少女リリカルなのはA'sPORTABLE-THEGEARSOF DESTINY- 純潔パラドックス BLOOD-C Silent Bible 魔法少女リリカルなのはA'sPORTABLE-THE BATTLE OF ACES- Synchrogazer 戦姫絶唱シンフォギア 呪文降臨~マジカル・フォース~ 魔法戦隊マジレンジャー 恋の抑止力-type EXCITER- 水樹奈々 Brand New Tops 水樹奈々 what cheer? 水樹奈々 Trickster 水樹奈々 Dear Dream 水樹奈々 夢の続き 水樹奈々 Stay Qold 水樹奈々 星と空と月と花火の下 水樹奈々(お題) ゆうゆ 曲名 作品名/歌手名 Can Do 黒子のバスケ RIMFIRE 黒子のバスケ Believer デジモンセイバーズ REAL 機動戦士ガンダムAGE Scarlet Bullet 緋弾のアリア JAP 戦国BASARA 太陽の使者鉄人28号 太陽の使者鉄人28号(ロボサド) 花園キネマ 新世紀伝マーズ(ロボサド) TRANSFORMERS EVO. トランスフォーマーアニメイテッド(グラ・にっちょ)(ロボサド) 鎮-requiem- ベターマン(ロボサド) 斗え!ゴライオン 百獣王ゴライオン(ロボサド) Shooting Star 仮面ライダーフォーゼ crossing field ソード・アート・オンライン ULTRA STEEL ウルトラマン列伝 ROSE HIP-BULLET 咎狗の血 The party must go on 戦国BASARA劇場版-The Last Party-(お題) 杉耶 曲名 作品名/歌手名 ALONS BLEACH 聲 雪~刺青の聲~ 限りない欲望の中に スレイヤーズすぺしゃる Agape 円盤皇女ワるきゅーレ MIDNIGHT BLUE スレイヤーズ 青のレクイエム SAMURAI DEEPER KYO MARIA JOKER 水樹奈々 M-O-E-S~K-S-Kする衝動 まかでみ、WAっしょい! 夕凪輪廻 東方地霊殿 16 05@新宿 桑島法子 Noble Roar イノセント・ヴィーナス(ロボサド) 夜明けのShooting Star 機動戦士ガンダム0080ポケットの中の戦争(ロボサド) 侵略-the Chariots Ⅶ- 銀装騎攻オーディアン(ロボサド) 未来への咆哮 マブラヴ オルタネイティブ(にっちょ)(お題) くまちゃん 曲名 作品名/歌手名 Perfect Mission 特命戦隊ゴーバスターズ(れい♪・ユズヒコ) ルート・ヴィーナス 美少女戦士セーラームーンR キラリ☆セーラードリーム 美少女戦士セーラームーン LASER BEARM-ULTRA VIOLET VERSION- テニスの王子様 ダイノガッツがとまらない 爆竜戦隊アバレンジャー Alive A life 仮面ライダー龍騎 Justice For True Love 金田一少年の事件簿 俺様の美技に酔いな テニスの王子様 METRO BAROQUE BLOOD-C The Last Dark 情熱イズム カードファイトヴァンガード アジアサーキット編 ZONE//ALONE 境界線上のホライゾンⅡ 過激気! 獣拳戦隊ゲキレンジャー meet again 金田一少年の事件簿 天装戦隊ゴセイジャー 天装戦隊ゴセイジャー Endless Dream 遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX All You Need Is Love 魔法騎士レイアース ULTRA STEEL ウルトラマン列伝(お題) はなこ 曲名 作品名/歌手名 星空のSpica 魔法少女リリカルなのはStrikerS 白金ディスコ 偽物語 Burst The Gravity アクセル・ワールド(たけ) Raise カンピオーネ! ラムのラブソング うる星やつら BRIGHT STREAM 魔法少女リリカルなのはTHE MOVIE2ndA's ペガサス幻想ver.Ω 聖闘士星矢Ω(くまちゃん) 氷のエンペラーⅡ ミュージカルテニスの王子様 innocent starter 魔法少女リリカルなのは みてみて☆こっちっち ポケットモンスターベストウィッシュ 微笑みのプルマージュ 魔法少女リリカルなのはTHE MOVIE2ndA's 魔法少女マジカルたん! もえたん crossing field ソード・アート・オンライン 希望について AKB0048 君の知らない物語 化物語(リオ)(お題) ☆屁天使 曲名 作品名/歌手名 遥か~SAILING FOR MY DREAM~ BTX モザイクカケラ コードギアス反逆のルルーシュ JAP 戦国BASARA アンバランスなkissをして 幽☆遊☆白書 悠久の翼 ef-the first tale. 君が好きだと叫びたい スラムダンク 真夏のあきはばらぁ~ DiGiCharatサマースペシャル2000 衝哭ノ雨 恋する天使アンジェリーク~かがやきの明日~ Infinite Love 恋する天使アンジェリーク~心のめざめる時~(おおた) My Story~まだ見ぬ明日へ~ GIANT KILLING Eternal Love 2006 ギャラクシーエンジェルⅡ絶対領域の扉(テツ) 鬼神童子ZENKI 鬼神童子ZENKI 嵐の勇者 勇者特急マイトガイン 超!最強!ウォーリアーズ 爆丸バトルブローラーズ ニューヴェストロイア(お題) たも 曲名 作品名/歌手名 オルフェ うたの☆プリンスさまっ(声サド:宮野真守) MOMENT ママレードボーイ(声サド:國府田マリ子) Stay~明日なき世界で~ アンジェリーク(声サド:成田剣) 思い出を翼にして 幽☆遊☆白書(テツ)(声サド:天野由梨) セントジュエルを探せ! 新ビックリマン(声サド:藤田淑子) Synchrogazer 戦姫絶唱シンフォギア 明日は来るから ワンピース 魂のルフラン 新世紀エヴァンゲリオン劇場版シト新生 明日へのbrilliant road 宇宙のステルヴィア Beautiful Amulet 魔法少女リリカルなのはStrikerS JIKU-未来戦隊タイムレンジャー- 未来戦隊タイムレンジャー 永遠にアムロ 機動戦士ガンダム マジLOVE1000% うたのプリンスさまっ(お題) エニクス 曲名 作品名/歌手名 希望について AKB0048 夢は何度も生まれ変わる AKB0048 夏色の翼 AsR Meteor Light 戦姫絶唱シンフォギア 小さきもの ポケットモンスターアドバンスジェネレーション七夜の願い星ジラーチ Dreamer TARI TARI こいかぜ THE IDOLM@STERシンデレラ 黎鳴-reimei- 薄桜鬼 黎明録 虹の列車 AKB0048 あなたに出会わなければ~夏雪冬花~ 夏雪ランデブー Planet Freedom スフィア 約束~August,10years later~ あの日見た花の名を僕たちはまだ知らない ユメノセカイ ソード・アート・オンライン(お題) すいか 曲名 作品名/歌手名 an Endless tale デジモンフロンティア(リオ) brave heart デジモンアドベンチャー STAND UP TO THE VICTORY-トゥザヴィクトリー- 機動戦士Vガンダム Brain Diver ファイブレイン SECRET AMBITION 魔法少女リリカルなのはStrikerS Naked arms 戦国BASARA3 Spernova 仮面ライダーキバ 青い栞 あの日見た花の名前を僕はまだ知らない 1'st EVOLUTION 神のみぞ知るセカイⅡ Graffiti スケットダンス HEART GOES ON ハートキャッチプリキュア(綺羅) We areクロスハート デジモンクロスウォーズ GRAVITY0 スタードライバー輝きのタクト The Biggest Dreamer デジモンテイマーズ Before the Moment マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア 君の神話-アクエリオン第二章- アクエリオンEVOL(お題) ぱすた 曲名 作品名/歌手名 UNLIMITED SAMURAI7 知ラナイナイ空 ぺとぺとさん アイスキャンディー かみちゅ! 夏色のカケラ この醜くも美しい世界 禁断のパンセ サイレントメビウス 戦いの詩 瀬戸の花嫁 繋いだ手だけが紡ぐもの 戦姫絶唱シンフォギア 光の季節 あさっての方向。 irony 俺の妹がこんない可愛いわけがない ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~ 機動戦士ガンダムF91 ぐるぐるLOVE ギャラクシーエンジェル ターンAターン ∀ガンダム アキハバラブ 桃井はるこ 残念系隣人部★★☆(星二つ半) 僕は友達が少ない(お題) ユズヒコ 曲名 作品名/歌手名 ミッドナイトサブマリン 未来警察ウラシマン 緊急発進!!オーレンジャー 超力戦隊オーレンジャー UNDER GROUND 天元突破グレンラガン お宝を探せ! 海賊戦隊ゴーカイジャー 始まりの君へ 仮面ライダー響鬼 Break the Chain 仮面ライダーキバ 明日はアキバの風が吹く 非公認戦隊アキバレンジャー ドリーム・シティ・ネオ・トキオ 未来警察ウラシマン ヒトリノ夜 GTO 熱風!疾風!サイバスター スーパーロボット大戦F Perfect mission 特命戦隊ゴーバスターズ 魔神見参! マジンカイザー死闘!暗黒大将軍 We are the one-僕らはひとつ- 爆竜戦隊アバレンジャー ロックリバーへ あらいぐまラスカル(お題) たけ 曲名 作品名/歌手名 crossing field ソードアート・オンライン ソラノウタ 境界線上のホライゾンⅡ MASSIVE WONDERS 魔法少女リリカルなのはStrikerS Zips 機動戦士ガンダムSEED リアルワールド 人類は衰退しました Journey through the Decade 仮面ライダーディケイド 僕クエスト 遊☆戯☆王ZEXAL calling location 中川翔子 Burst The Gravity アクセル・ワールド Ash Like Snow 機動戦士ガンダムOO Windward Birds WILD ARMS Altercode F Resistance Line WILD ARMS 2nd IGNITION だんご大家族 CLANNAD(お題) 龍騎 曲名 作品名/歌手名 Secred Force 魔法少女リリカルなのは2ndA's Link 織田信奈の野望 Sprit ウルトラマンコスモス Start it right away 黒子のバスケ The Biggest Dreamer デジモンテイマーズ 限界バトル 遊☆戯☆王デュエルモンスターGX 空耳ケーキ あずまんが大王(畑亜貴) 時すでに始まりを刻む 刀語(畑亜貴) 熱烈歓迎わんだーらんど 咲-Saki-(畑亜貴) God lnows 涼宮ハルヒの憂鬱(畑亜貴) BRIGHT STREAM 魔法少女リリカルなのはTHE MOIVE2ndA's only my railgun とある科学の超電磁砲 You make my day1 乙女はお姉に恋してる Chase the world アクセル・ワールド ウルトラマンダイナ ウルトラマンダイナ(お題) グラ 曲名 作品名/歌手名 ストロゥハット・ファンタジー ハヤテのごとく!(声サド:釘宮理恵) 私らしく 機動戦艦ナデシコ(声サド:桑島法子) SLAYERS4future スレイヤーズ(声サド:松本保典) 侵略ノススメ☆(AlterSquid) 侵略!イカ娘(声サド:金元寿子) 炎の転校生 炎の転校生(声サド:関俊彦) トライダーG7のテーマ 無敵ロボトライダーG7(ロボサド) 若さのフォーメーション 光速電神アルベガス(ロボサド) LOOKIN' FOR THE RAINBOW 虹の戦記イリス(ロボサド) In My Justice~翼の伝説~ 超者ライディーン(ロボサド) 鬼帝の剣 鉄のラインバレル(ロボサド) 思いたったが吉日! 有言実行三姉妹シュシュトリアン 片翼のイカロス H2O~FOOTP RINTS IN THE SAND~ タイプ:ワイルド ポケットモンスター 紅ノ牙 超重神グラヴィオン ツヴァイ(ぽにょP、にっちょ、出雲)(お題) ノブ 曲名 作品名/歌手名 Cross Over STAR DRIVER輝きのタクト 朱-AKA- アキハバラ電脳組 SWEET FANTASY マクロスダイナマイト7 DAN DAN心魅かれてく ドラゴンボールGT 1000万年の幸せ!! ちびまる子ちゃん The Giving Tree 幻想水滸伝紡がれし百年の時 クローバー・クラブ 初音ミクProject DIVA 2nd sakura 交響詩篇エウレカセブン(ロボサド) 嘆きのロザリオ 超重神グラヴィオン(ロボサド) ゴーショーグン発進せよ 戦国魔神ゴーショーグン(ロボサド) 創聖のアクエリオン 創聖のアクエリオン(ロボサド) SHINING☆STAR STAR DRIVER輝きのタクト(お題) コバルト 曲名 作品名/歌手名 Juggernaut マジンカイザーSKL カナリヤ GRANRODEO Magma スクライド 愛のwarrior アンジェリーク魔恋の六騎士 ロマンス セクシーコマンドー外伝すごいよマサルさん 魂響 魂響 エンジェルらいくに☆LOVEりたいっ 怪盗ツインエンジェル なんとなく消したストーリー GRANRODEO 果てしなく遠い空に 今日からマ王 RIMFIRE 黒子のバスケ MEN OF DESTINY 機動戦士ガンダム0083STARDUSTMEMORY 僕たちは天使だった ドラゴンボールZ SEED BLASTER GRANRODEO 0 00AM 東京魔人学園剣風帖 龍龍(お題) ぽにょP 曲名 作品名/歌手名 Raise カンピオーネ! 白金ディスコ 偽物語 晴れのちハレ! かみちゅ! Dreamer TARI TARI パラダイム ココロコネクト 夢の人 ドラえもんのび太と夢幻三剣士 なめこのうた おさわり探偵なめこ栽培キット んふんふんふんふ おさわり探偵なめこ栽培キット POP MASTER 水樹奈々 明日はアキバの風が吹く 非公認戦隊アキバレンジャー 結晶だ!スピルバン 時空戦士スピルバン なせばなるほどロボタック テツワン探偵ロボタック 未来予報はいつも晴れ 機動刑事ジバン 電撃戦隊チェンジマン 電撃戦隊チェンジマン 星雲仮面マシンマン 星雲仮面マシンマン(お題) 綺羅 曲名 作品名/歌手名 ツインテールの魔法 Yes!プリキュア5Go Go! Supernova 仮面ライダーキバ Moon Revenge 美少女戦士セーラームーンR 呪文降臨~マジカル・フォース 魔法戦隊マジレンジャー 光と影を抱きしめたまま 魔法騎士レイアース Destiny's Play 仮面ライダーキバ Reason why XXX だから僕はHができない。 風の中のプリムローズ 恋と選挙とチョコレート ひめくり うぽって!! さよなら君の声 ましろ色シンフォニー 乙女式れんあい撃 ラブライブ! 僕らのLIVE君とのLIFE ラブライブ!(ゆうこ) リアルワールド 人類は衰退しました 夏色えがおで1.2.Jump ラブライブ!(お題) べー 曲名 作品名/歌手名 We're not alone RAINBOW二舎六房の七人 Driver's High GTO 虹 るろうに剣心維新志士への鎮魂歌 READY STEADY GO 鋼の錬金術師 Blurry Eyes D.N.A2~何処かで失くしたあいつのアイツ~ どうしよう? エターナルメロディ(畑亜貴) 教えて欲しいの 悠久幻想曲(畑亜貴) こまったおさかな 悠久幻想曲ensemble(畑亜貴) 離岸流に乗って 悠久幻想曲3.Perpetual Blue(畑亜貴) 勝利者達への挽歌 機動武闘伝Gガンダム(ロボサド) バーニング・ラブ 超獣機神ダンクーガ(ロボサド) 鳥の歌 獣装機攻ダンクーガノヴァ(ロボサド) 復活のイデオン 伝説巨人イデオン(ロボサド) Dang Dang アイシールド21(お題) 葦 曲名 作品名/歌手名 太陽の島 テニスの王子様 愛ADRENALINE Scared Rider Xpchs 想春夢 遥かなる時空の中で5 常盤の月 遥かなる時空の中で3終わりなき運命 酒と仲間と男のバラッド TIGER BUNNY アタック!ギャグマンガ日和 ギャグマンガ日和 AWAY テニスの王子様 ROSE HIP-BULLET 咎狗の血 CHU-BA-FIGHTER テニスの王子様 INVOKE-インヴォーク- 機動戦士ガンダムSEED 追憶の風 咎狗の血 オルフェ うたの☆プリンスさまっ 宇宙刑事ギャバン 宇宙刑事ギャバン 激走戦隊カーレンジャー 激走戦隊カーレンジャー Brave Love~Galaxy Express999~ 銀河鉄道999エターナル・ファンタジー(お題) ナチュラル 曲名 作品名/歌手名 SHOOT! ロウきゅーぶ!(声サド:井口裕香) コンパス~笑顔の行方~ かしまし~ガール・ミーツ・ガール~(ゆうこ)(声サド:植田佳奈) 希望について AKB0048(声サド:渡辺麻友) arcadia THE IDOLM@STER(声サド:今井麻美) 私の彼はパイロット-PartⅠ- 超時空要塞マクロス(声サド:飯島真理) Christal Letter Wild Arms the Ⅴth Vanguard ミュステリオン 水樹奈々 Tears' Night 水樹奈々 ハロー大豆の歌 かんなぎ ショコラ・ティアラ アイドルマスターシンデレラガールズ Planet Freedom スフィア 夏の約束 DOG DAYS' secret base~君がくれたもの~ あの花の名前を僕たちはまだ知らない(お題) にっちょ 曲名 作品名/歌手名 Genaration-A アニメロサマーライブ2007テーマソング Little Soldier 実況パワフルプロ野球8 海の唄 空の声 PAPUWA 渇いた叫び 遊☆戯☆王 dis-(CLUB MIX Version) 無限のリヴァイアス(ロボサド) ELECTRICAL COMMUNICATION ロックマン8~メタルヒーローズ~(ロボサド) 炎のオーバードライブ~カーロボットサイバトロン~ トランスフォーマーカーロボット(ロボサド) GET MY FUTURE ビーストウォーズⅡ~超生命体トランスフォーマー~(ロボサド) LADY FIGHTER サンライズ英雄譚2(ロボサド) 流星ミラクル 天保異聞妖奇士 侍ファーストラップ~銀幕BANG!!~ 侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー銀幕BANG!(くまちゃん) HANDS クッキングパパ(たも) 星を護る者 天装戦隊ゴセイジャーエピックON THEムービー 夢光年 宇宙船サジタリウス(お題) れい♪ 曲名 作品名/歌手名 侍戦隊シンケンジャー 侍戦隊シンケンジャー HEART GOES ON ハートキャッチプリキュア(綺羅) Switch On! 仮面ライダーフォーゼ 獣拳戦隊ゲキレンジャー 獣拳戦隊ゲキレンジャー Revolution 仮面ライダー龍騎 台地のla-li-la スクラップド・プリンセス(べー)(畑亜貴) 乙女はDO MY BESTでしょ? 舞-HiME(畑亜貴) 微熱SOS!! アイドルマスターXENOGLOSSIA(畑亜貴) BLOOD QUEEN 怪物王女(畑亜貴) ガイ!ガイ!ガイキング! ガイキングLegend of Daiku-maryu(ロボサド) たたかいの野に花束を 大空魔竜ガイキング(ロボサド) 銀河疾風サスライガー 銀河疾風サスライガー(ロボサド) 宇宙魔神ダイケンゴーの歌 宇宙魔神ダイケンゴー(お題) 出雲 曲名 作品名/歌手名 青春ライン 大きく振りかぶって めざせ!1番!! NG騎士ラムネ 40 Six・Wings 遥かなる時空の中で 満月は夜空の真珠 遥かなる時空の中で3 SHINING SOUL 天空戦記シュラト 希望の宇宙の… ギャグマンガ日和+ 炎神合体!エンジンオー 炎神戦隊ゴーオンジャー 徒然モノクローム つり球 CORE PRIDE 青の祓魔師 それでも明日はやってくる 忍空 Wild Flowers ゾイド あり得んほどビューティー トリコ LONE STAR 天保異聞 妖奇士 風のレジェンズ レジェンズ 1グラムだけのMIRACLE トリコ TORNADO マジンカイザー(お題) ゆうこ 曲名 作品名/歌手名 そしていま ちはやふる(声サド:瀬戸麻沙美) Emerald Radiation 怪盗天使ツインエンジェル(ナチュラル)(声サド:柚木涼香) white days ひだまりスケッチ×☆☆☆(声サド:小見川千明) そよかぜらいふ 貧乏姉妹物語(声サド:酒井香奈子) 愛を知る季節 D.C.S.S.~ダ・カーポセカンドシーズン~(畑亜貴) Love Song歌お! D.C.S.S.~ダ・カーポプラスシチュエーション~(畑亜貴) シャララ・ドルチェ ひだまりスケッチ×365(畑亜貴) Love Love Loveのせいなのよ! らぶドル♪LOVELY IDOL♪(畑亜貴) もぎゅっと“love”で接近中! ラブライブ!School idol project(綺羅) 友情ノーチェンジ ラブライブ!School idol project(綺羅) いぇす!ゆゆゆ☆ゆるゆり♪♪ ゆるゆり♪♪ 夏色えがおで1,2,Jump! ラブライブ!School idol project(綺羅) まどろみの約束 氷菓(ナチュラル)(お題) てゐ 曲名 作品名/歌手名 サクライロノキセツ D.C.S.S.~ダ・カーポ セカンドシーズン CENTURY COLOR ∀ガンダム 五星戦隊ダイレンジャー 五星戦隊ダイレンジャー 魔法戦隊マジレンジャー 魔法戦隊マジレンジャー The fine everyday タユタマ-kiss on my Deify- LOAD OF THE SPEED 仮面ライダーカブト 果てなき希望 仮面ライダー龍騎 覚悟完了! 覚悟のススメ 清く正しくカブタック ビーロボカブタック 宇宙刑事シャリバン 宇宙刑事シャリバン 秘密戦隊ゴレンジャー 秘密戦隊ゴレンジャー 勇者王誕生!-神話ヴァージョン- 勇者王ガオガイガーFINAL(お題) おおた 曲名 作品名/歌手名 プリキュア、奇跡デラックス プリキュアオールスターズDX ジェットロケット LiSA 晴れときどき笑顔 バカとテストと召喚獣 NEVERLAND 俺たちに翼はない はるかぜの化学 Aチャンネル Start Aチャンネル 夏鳥~うたとぴあの~ たまゆら 夏待ち ARIA The NATURAL BRIGHT STREAM 魔法少女リリカルなのはThe MOVIE 2ndA'S(お題) J 曲名 作品名/歌手名 オレの青春 仮面ライダーBLACK ソルジャー・ドリーム~聖闘士神話~ 聖闘士星矢 アマゾンダダダ! 仮面ライダーアマゾン 地球孝行 重甲ビーファイター ETERNAL BLAZE 遠藤正明 The FIRE 獣神ライガー 星のデジャ・ブー 超時空騎団サザンクロス(お題) あっガイ 曲名 作品名/歌手名 F組あいうえお! 藤子.F.不二雄(お題) よしくん 曲名 作品名/歌手名 はるかなる愛にかけて 仮面ライダー(新) WE GOTTA POWER ドラゴンボールZ オリオンをなぞる TIGER BUNNY 太陽戦隊サンバルカン 太陽戦隊サンバルカン 星獣戦隊ギンガマン 星獣戦隊ギンガマン(お題) コージ 曲名 作品名/歌手名 ユリーカ 宇宙兄弟 夢は何度も生まれ変わる AKB0048 まどろみの約束 氷菓(たけ) I'll be there セイバーマリオネットJ 童話迷宮 おとぎ銃士 赤ずきん 背番号のないエース タッチ~背番号のないエース~ 星のデジャ・ブー 超時空騎団サザンクロス(ロボサド) マリン、命の旅 宇宙戦士バルディオス(ロボサド) エイトマン エイトマン(ロボサド) トライ アタック!メカンダーロボ 合身戦隊メカンダーロボ(ロボサド) 愛をつたえる旅 機甲艦隊ダイラガーⅩⅤ(ロボサド) 希望について AKB0048 告白 宇宙兄弟 タックの歌 ウルトラマンA 宇宙刑事シャイダー 宇宙刑事シャイダー がんばれ宇宙の戦士 宇宙大帝ゴッドシグマ(お題) 全員歌唱 曲名 作品名/歌手名 お江戸はカーニバル 吉宗 バスターズレディーゴー! 特命戦隊ゴーバスターズ スクランブル School Rumble 鋼のレジスタンス 第2次スーパーロボット大戦Z再生篇 Non stop road 夏色キセキ ペガサス幻想verΩ 聖闘士星矢Ω キラメキラリ THE IDOLM@STER オリオンをなぞる TIGER BUNNY 太陽曰く燃えよカオス 這いよれ! ニャル子さん Utauyo!!MIRACLE /けいおん!!
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シグナム 015 砂漠の決斗! 雷神vs烈火の将 035 流れの行方は
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カートリッジ作製 他に供給源を持たない騎士たちは、バックアップ担当であり、戦闘で大きな魔力を必要としないシャマルが単身でシグナム・ヴィータの分のカートリッジを作製している。 バックス能力の高いシャマルは、他の三人に比べて、若干少ない魔力で圧縮率の高いカートリッジを作製することが可能なようである。 スティンガーブレイド・エクスキューションシフト クロノの中規模範囲攻撃魔法。魔力刃「スティンガーブレイド」の一斉射撃によって、場を制圧する。 爆散する魔力刃による資格攪乱の効果もある。 レイジングハートエクセリオン ベルカ式カートリッジシステムを搭載し、自らの意志で生まれ変わったレイジングハート。追加部品名は「CVK792-A」。 6連装オートマチック式のカートリッジシステムである。 基本形となるアクセルモードでは「加速(アクセル)」の名の通り、射撃魔法における弾体の加速と威力強化に徹底したリソース振りがされており、 中距離射撃と誘導管制、早い攻撃に対する強靭な防御を含めた中距離高速戦専用のモードとなっている。 バリアジャケット セイクリッドモード レイジングハートが再構築した、なのはの新型バリアジャケット。 詰め襟状のインナースーツ、肩部のフィールドジェネレーター(赤い宝石)追加、 袖部の強化・グラブの追加など、主に上半身の防御性能強化に対して徹底したこだわりが見られる。 反面、構築・維持のための魔力消費量は大きく、同時にもとより重めだった機動がさらに重くなる強化のため、 なめらかな回避運動や出入りの激しい高速機動戦は若干困難になったが、なのはの優れた射撃制御能力と空間戦術を信頼しての選択のようである。 バルディッシュアサルト ベルカ式カートリッジシステムを搭載し、自らの意志で生まれ変わったバルディッシュ。追加部品名は「CVK792-R」。 6連装リボルバー式のカートリッジシステムである。 「白兵戦(アサルト)」の名の通り、近接~中距離射撃戦を得意とするフェイトのため、双方にバランスよくリソースを振っている他、 純粋な近接武器としての強度や堅牢性にも重点が置かれており、打撃・斬撃の打ち合いで破損することがないようなセッティングがなされている。 リボルバーユニットを覆うコッキングカバーが、撃鉄の役目を持つと同時にユニットの保護も兼ねているのも、その思想の現れである。 フェイトの武器として不足なく働けるようバルディッシュが選択した、「閃光の戦斧」の新たな姿である。 バリアジャケット ライトニングフォーム バルディッシュによってリファインされた、フェイトの新型バリアジャケット。 基礎ラインはそのままに、前回負傷を負わせてしまった左手部・足回りの装甲化をはじめ、高速機動補助の機能が強化されており、 速度・運動性・装甲化部分の物理防御性能が格段にアップしている。 構築・維持のための魔力消費増加は、強化部分の限定の分、なのはと比較すると幾分控えめで、 機動・攻撃特化型のフェイトの魔力運用の邪魔をしないよう細心の注意を払って調整された、極めてバランスの良い防護形態である。
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多くの裏切りから見つけ出した自分の正義。 多くの戒めから生まれた憎しみ。 一人の魔剣士は自分の為に。 もう一人の魔剣士はみんなの為に。 例え見い出した道が違くても、自分の進む道が正しき正義であるように。 祈りながら、戦いながら、互いに剣を交えて探してく。 何かの為に──── リリカルなのは~夜天に舞う反逆者~ † なのは達がはやて達と出逢う400年前、今はまだ、はやてと出逢っていない夜天の 書の守護者たちの物語。 その昔、ルーカスと言う世界は全世界の頂点に君臨する科学力を誇っていた。 物理形の兵器から魔法まで、様々な武器、人々が楽に生活する為の道具など、あ りとあらゆる物を生み出す程の技術。 だが、その魅力的過ぎる力はやがて全世界から妬まれ、奪われようとしていた。 天多にある世界を的に戦争が勃発したのだ。 手に負えないルーカスは、魔法兵器も物理兵器でもなく…他の技術を編み出した 。 古来より禁忌とされていた技術、キメラ(合成生物)である。 ルーカスの科学者たちは様々な魔物、有力な魔法使いなどの遺伝子を複合させて 、まだ産まれてない人間の子に移植する。 そうして産み出されたのが“ディメンター”(魂狩者)である。 彼等は人間の姿をしているものの、その潜在能力は計り知れない。 そのキメラの技術を使ってから二十年、漸くして誕生した最高峰のディメンター “ヴィアトリクス”、“アンヘル”。 この二人の誕生により、築かれてきた歴史は終末を迎える。 † ~ルーカス/フォニムタウン~ 蒼い瞳に、巨大な鎌を担ぎながら、静かに下水道を走る。 「こちらはCODE/V、NO/666、ヴィアトリクス・フロストリア。目標到達ポイント まで一分で着く。今回の任務は目標の全滅、捕虜は無し…で、いいな?」 『了解。セカンドフェイズ以降の連絡は緊急事態以外は拒否をする。CODE/Vは作 戦通りに遂行』 「…分かった。通信を切る」 通信がブツ、と切れる。 下水道は生臭くて嫌だが、任務の為なら仕方がない。 「…いくか」 ぴたりと止まって、上を見る。 マンホールも無くただの天井に過ぎないが、この上には今回の目標のアジトがあ る。 そこを下水の壁ごと切り裂いて侵入、後は一人残らず抹殺すればいい。 大鎌を持ち、上に向かって大きく振る。 下水のコンクリートはバターのようにバラバラになって、今度は違う素材のコン クリートが表れる。 「…フロスト・バニッシュ!」 俺が最も得意とする氷結系魔法。 というか、それ以外はほぼ使えない。 コンクリートを凍らして、その氷をまた魔法で砕く。 穴が空き、光が見えると同時に突っ込む。 「動くな。ディメンターだ」 周りを見ると、此処は小さい倉庫らしい。 他に繋がっている部屋は見当たらないから、恐らくここに居るので全員だろう。 明らかに動揺している他世界のスパイは、逃げ惑う。 それを見て、近い奴から殺していく。 命請いする奴もいれば、銃を乱射してくる奴もいる。 まあ…金を出そうが何をしようが殺すことには変わりはないのだが。 「こちらCODE/V。本日の目標、他世界スパイ七人の死亡を確認。死体の処理を頼 む」 『お疲れ様です。本部に帰還して下さい』 「迎えは?」 『無いです』 溜め息を付いて通信を切り、辺りを見回す。 「…帰るか」 部屋のドアを開く直前、何かが揺れる音がした。 「誰だ?」 ガタガタと揺れる音は木箱の中からする。 蓋を壊すと、大きめのアタッシュケースがある。 「人…じゃない?」 手で持ち上げてみても、かなりの振動がくる。 「………」 魔力を両手に溜めながら、ケースを開ける。 「これは…魔道書か」 中から出てきたのは古びた魔道書だった。 強い魔力を秘めた…どことなく不吉な本。 「名を…喚べ…」 「ん?」 「名を…喚べ」 「なに?!」 突如光り出した魔道書。 それを投げ棄てて、倉庫を避難しようとするが時遅く…光りに捲き込まれながら 意識を失った。 † 「あのバカはこの病室か?」 殺風景な白い廊下に、これまた白いコートと、長過ぎる程の剣を持った男が扉を 警備している二人に問い掛けた。 「はっ…。それで、バカ…といいますと?」 「全く真面目な奴等だ。ヴィアのことだ。此処か?」 「はい。ですが今は…」 「構わん。下がっていいぞ。もう夕飯の時間だしな」 二人の警備員は敬礼をして、和気あいあいと喋りながらこの場を去っていく。 ロックを解除して中に入ると、退屈そうな顔で寝転がる男が一人。 「ん、アンヘル?」 「ああそうだ。全く、手間を掛けさせるなよ」 ベッドの横にある椅子に腰掛けて、軽く頭を小突く。 「あそこでガタガタ揺れる木箱があるなら詮索するのがディメンターの役目だろ ?」 「ふん。口だけは達者だな」 「お前は無関心過ぎるんだよ。堅物が」 「…あの魔道書の事、何か分かったか?」 「さぁな。上は隠し事ばかりだ。まぁ、何かあれば連絡がくるだろう」 「だな」 ヴィアはA型の輸血パックをダンボールから取り出すと、そのまま一気に飲み干す 。 「どうした、いつもよりペースが早いじゃないか」 「あぁ…何故か、喉が渇いて…全身の力が無くなってく感覚がするんだ」 「おいおい…間違って俺の血を飲むなよな吸血鬼さんよ」 「はっ。誰がお前の氷みたいに冷たい血なんか飲むか」 ピピピ。 携帯の着信音は二人同時に鳴った。 ヴィアはそのまま一方的に切り、どうせ新たな任務の話しだろうからこちらに任 せてきた。 「はい。CODE/A、アンヘル。今CODE/Vと共にいるので私から任務の内容は伝えて おく」 『了解した。ルーカス南東にあるジュエルシード(神種)実験所に危険なエネルギ ーを持つ生命体を発見。直ちにCODE/V、CODE/Aは現場に急行し殲滅、もしくは捕 獲作戦に移れ』 通話が切れ、二人して溜め息を漏らしながら病室を出る。 「こっちは怪我人だってのにな…」 「我が儘を言うな。先に出てるぞ」 直ぐに窓から浮游術で飛び出し、現場の神種実験所に向かう。 ジュエルシードとは、古よりこの世界を流れる魔力ラインの中心に在った石で、 何千年もの間力を吸収してきた危険度SS+のロストロギアだ。 万が一そのジュエルシードが誰かの手に渡れば、そいつは無限に近い魔力を得る 事になる。 それで、その石を中心に実験施設が作られたわけだ。 「ヴィア!こっちだ!」 少し進むと、綺麗な円形の焼け跡の中心に人影がある。 「人…?いや、違う」 「ふん…どうせ魔力ラインに堕ちて力を得た魔物だろう」 そのまま急降下して下にいる魔物に剣を振りかざすアンヘル。 「待てアンヘル!」 「なに…?!」 そのまま素手で弾き返されたアンヘルが森の奥に吹き飛ばされた。 「ちぃ…!バカがっ!」 後を追うように森に向かう魔物に向かって氷結魔法を放つ。 「小賢しい人間め…」 「喋っただと…?!」 「消えろ!」 4、5と金属音がぶつかり合う音がする。 魔法は炎を操り、俺は氷を操る。 「ふ、はっ!はぁあ!!」 両手両足を氷結させて、そのまま腕と首を跳ねる。 噴水のように血を吹き出しているが、もう動かなくなり、地面に倒れ込んだ。 「ちっ…ヴィア、やったのか?」 「あぁ…それより、コイツは何なんだ。人間、でもない。少し、俺達と似てる気 がする」 『CODE/A.CODE/V応答して下さい。』 焼け野原に、通信機から綺麗な女性の声がする。 「シャマルか…。目標の捕獲は無理だった。一応…腕と首以外は残ってる。性別 は女、言葉を話せるようだ。主に炎系の魔法と金属化した爪での近接戦闘が主体 らしいな」 『ご苦労様。引き続きアンヘルは実験所とその周辺の調査、ヴィアは戻ってきて 』 「「分かった」」 シャマル、と言う女性はディメンターに行動指示をする現場監督のような奴で、 俺等二人とは親しい中にある。 「では俺はこれから神殿の中に調査しにいく。さっきは無茶してすまなかったな 」 「あぁ。じゃあ俺もこの死体を凍結させて本部に持っていくよ」 一時解散となり、アンヘルは実験所へ、ヴィアは本部に戻る事になった。 「ヴィア…無事でしたか?」 「あぁ、俺は軽い火傷程度だが…アンヘルが少し喰らってな」 氷らせた死体をシャマルに引き渡し、俺も解剖をする部屋まで着いていく事にし た。 「そいつ、何か分かるのか?」 「まで見ていないから分からないけど…見る限り、人だけど人じゃないみたい」 「どういう事だ?」 「キメラ、みたいな感じ」 氷結を解き、部屋には血の匂いが充満した。 シャマルはマスクと手袋を装着し、少しづつ死体を観察していく。 「…………」 「一ヶ月前…五人のディメンターが行方不明になったわ」 「それがどうかしたのか?」 「その五人の一人が、さっき貴方が殺した人なの」 「なに…?そいつが、行方不明のディメンターなのか?」 死体を再び氷結させ、部屋を出ると一段と明るく見える。 隣りを歩くシャマルは、深刻そうな顔をして喋っている。 「反逆者…なのか?」 「どうかしら…戦ってみて、何か言ってなかった?」 「小賢しい人間め…みたいな事は言ってたな」 「まるで、自分が人間じゃないみたいな言い方ね」 なんて、自室に入る前に笑顔で言いながら去っていった。 「さて、血でも飲みにいきますか」 「なんだこれは…」 ヴィアと別れた後、直ぐに実験所に入ったアンヘルだが、その光景を見て愕然と する。 「障気だと…?」 実験所内部は、紫色の空気で覆われていた。 恐らく魔力ラインから溢れだした障気だが、それにしては量が多すぎる。 「ちっ…何処だここは」 実験所はルーカスの上層部以外はエントランス以上先には行けないのだが、この 障気のせいで警備システムが全てダウンしている。 エントランスの奥の奥に進むと、書庫のような場所に辿り着いた。 そして中心には大規模で複雑な魔法陣が描かれている。 中には…蒼銀に耀く一つの石。 「これが…ジュエルシード…」 ジュエルシードの周りから障気が発生している。 「流石にこのままだとマズいな…退くか」 ジュエルシードが保管してある書庫を抜け、一気に外へ脱出する。 「くそ…胸が痛む…。何なんだ、この感覚は…」 ~二週間後、ルーカス、カーディナル本部~ 「ヴィア、今戻った」 「ん?ザフィーラか、久しぶりだな」 ザフィーラ、と言う筋肉質の男はディメンターの中でもAAクラスのエリートで、 俺とは仕事がよく一緒になる仲間だ。 因みに、シャマル、ザフィーラ、アンヘル、俺のメンバーはSS+クラスの事件に一 時結成される“夜天”と呼ばれるチームだ。 ザフィーラはディメンターの中でも異例で、人と獣の姿を自在に操れる特殊な能 力を持っている事でよくスパイ任務や、危険物処理班として色々な場所に借り出 されている。 俺と同じく氷結系の魔法を使う。 「話しは聞いた。この二週間で何か変わった事は?」 「神種実験所の障気は収まったが…例の魔物がまた現れてな。今度はアンヘルが 塵一つ残らず火葬した。それ以外は特にないな」 「そうか…分かった」 CODE/Zのザフィーラはルーカス北西にあるスパイの密集基地を壊滅させた後、夜 天のメンバーと合流し直ぐに出動出来るように待機せよ、と言われていたらしく 、さっさと自室に戻って寝ていた。 シャマルとザフィーラを除く俺とアンヘルは一時的にあるモノを摂取しないと禁 断症状が出てしまう。 それは“血”である。 定期的に支給される人工血液を飲むことで身心の状態を常に正常に保つ。 筈なのだが…どうも最近調子が悪いらしい、幾ら血を飲んでも“渇き”が収まら ない。 シャマルに言ったが、まだ身体検査の報告書は出来ていないらしい。 件の反逆者、及び行方不明になっていたディメンターの内四人は既に死亡。 解剖の結果は分からず、シャマルも管轄から外されてしまったらしい。 「ん…?」 窓の外を見ると、小さな女の子がこちらを見ていた。 長い赤髪を下ろし、兎の人形を抱きながら。 「子供…?こんな場所にか」 カーディナル(聖なる真紅)と呼ばれるディメンターに任務を与え、その生活の面 倒を見る組織。 その中核であるこの本部には子供は立ち寄れない筈。 「上司が子供でも連れてきたか?」 少しして、その少女はディメンター四人に囲まれた。 なにやら説得しているようだが、子供は耳を貸さずこちらを見続けている。 「ほら!来い!」 「うるせぇよ!放せ!」 あどけない少女だったが、キレたディメンターが無理矢理連れて行こうと手首を 掴んだら、逆ギレしてディメンターを蹴った。 「この…!」 ディメンターの一人が武器である銃を突き出して、少女に発砲した。 「お前、自分が今何をしたか分かっているのか?」 俺は大鎌を少女の盾に使い銃撃から守った。 「こ、CODE/V…?!なんで此処に!」 四人は後退り、逃げようとする。 「まるで、俺が此処にいてはいけないような言い草だな…丁度いい、喉が渇いて いた。上司に敬語も使えないお前等に罰を与える」 武器は使わず、素手で下級ディメンター四人を気絶させて、血を吸う。 その光景を見ながら、少女が口を開けた。 「あ、あんたが…夜天の魔剣士…」 「なんだ、俺を知ってるのか?」 「と、とにかくっ!こっち来て話そうぜっ!」 焦りながら俺を連れていく少女。 中央広場には痙攣する四人のディメンターだけが残った。 「ほら、食え」 俺は自販機のアイスを少女に渡し、ベンチの横に座る。 「さっきは助けてくれてありがとな」 「気にするな。口には気をつけろよ」 人差し指で少女の口を指摘する。 「名前、あたしの名前はヴィータ」 「あぁ…俺はヴィアトリクスだ。ヴィアでいい」 「女みたいな名前だな」 この少女…ヴィータは足をバタバタ動かし、嬉しそうにアイスを食べている。 「そんなに美味いか?」 「…アイス、食べたの初めてだからさ。こんな味なんだなぁって思うと嬉しくて 」 「食べた事がないのか?親とかは…?」 「いないよ、産まれた時から…ずっとここにいる」 「そうか、悪い事を言ったな。詫びにもう一つ買ってやる」 「ほんとか?!」 新しいアイスを買おうとベンチを立ち上がると、携帯の着信音が鳴る。 「はい、こちらCODE/V」 『ヴィア?シャマルだけど、少し手伝って欲しい事があるから研究室まで来て』 「ったく。ザフィーラ使えってのに…了~解。直ぐに行く」 「行くのか?」 「あぁ。ほら、アイス代だ。好きなの買って食べろ」 代金を渡して、その場から立ち去ろうとすると、裾を掴まれた。 「また、会えるよな?な?」 「あぁ。また広場にでも居たら、見つけたら話し掛けてやるよ。そしたらもっと 良いの喰わせてやるからな」 「わ、分かった!また広場に居るからな!」 ヴィアの背中が見えなくなってから、新しいアイスを買ってまた食べる。 「こんな所に居たのか、モルモットめ」 「?!は、博士…」 嬉しそうにアイスを食べていたヴィータは絶句し、うつ向く。 「誰が余計な物を…。捨てろ、ちゃんと食料は与えているだろうが!」 アイスを手で払い、落ちたアイスを蹴る。 「て、てめぇ!ヴィアが折角買ってくれたのに!」 「ヴィア?ヴィアトリクス・フロストリアの事か。ちっ…また厄介な。身分的に …奴の方が上か」 地団駄を踏みながら、ブツブツ何かを言いながら思案する“博士”と呼ばれた若 い男。 「まぁいい…。モルモット、来い。」 逆らえないのか、睨みながらも無言で付いていくヴィータ。 その後、研究室の奥にある隠れ部屋に、少女の悲鳴が木霊した。 夜。誰もが眠り付いたであろう時に、それを壊す防犯ブザーが鳴った。 ヴィアやシャマルなどの特別扱いの部隊は部屋に個別のブザーがある。 周りを起こさずに、一定の人物を呼び出す為である。 対SS+事件専用対応特別組織“夜天”。 CODE/V ヴィアトリクス・フロストリア。 CODE/A アンヘル。 CODE/Z ザフィーラ。 任務伝達、及び戦闘員への任務情報指示 シャマル 真夜中に起こされた四人。 「このフォニムタウンから西にあるルーグス渓谷でリベリオンが発見されたわ。 戦闘員のザフィーラとヴィアは目標への監視、場合によっては殲滅よ。アンヘル は私と一緒に待機」 行方不明になっていたディメンター五人はルーカスへの反逆者と見なされ、リベ リオン(反逆)と呼ばれるようになった。 「何故、たった一人の相手に夜天が集結させられるんだ?」 ルーグス渓谷まで飛んでいる途中、ザフィーラが俺に話し掛けてくる。 「俺たちが起こされる前に、上級ディメンター二十人が目標の殲滅に駆り出され た。だが、戻ってきたのは二十人の遺体だ。」 「ばかな?!リベリオンは全員下級ディメンターだろう!上級ディメンターを二十人 も…」 「そんなことは分かってる。だから俺達が呼ばれたんだ」 そんな話しをしていると、直ぐにルーグス渓谷が見えてくる。 「通信機は切るなよ。俺は右、ザフィーラは左から目標を監視。気付かれたら二 人掛かりで殲滅する」 「…分かった」 ザフィーラは狼のような姿になると、渓谷の頂上まで駆け上がっていった。 「こちらヴィア…目標を肉眼で確認。現在ルーグス渓谷の中央路を徒歩で進行中 。手には…何も持っていないな」 『ザフィーラだ。こちらも何も分からない。ただ、魔力だけは本物のようだな』 奴が歩く度に、身体がぴりぴりと静電気を感じるように痺れる。 魔力では俺の方が断然上だが…何故か“強い”という気配を放っている。 『ヴィア、ザフィーラ。今本部に居るロッズ・カルン博士から目標の殲滅を直ぐ にするよう命令が来たわ』 「ロッズ・カルン?誰だそれは」 『生物専門科の…ほら、あの変人よ』 生物専門科の変人と言われたら、奴しかいない。 歴代の生物科学者の中でも最高の知恵を持ち、自分の実験の為なら何をしても平 気な変人である。 新しい薬の実験、とかで偶居合わせたザフィーラの食事に薬を混ぜてボコボコに された博士。 『ちっ。奴にどんな権利があって我々に命令出来るか知らんが、やるしかあるま い』 「分かってる。行くぞ!」 俺は大鎌を、ザフィーラは己の拳。 それぞれの武器を持って、目標を左右から挟み討ちにする。 「はぁあ!!!」 ザフィーラが目標の頬を殴る。 回避行動もせずにただ殴られた目標はそのまま岩壁に直撃し、そこに瓦礫が落ち る。 「ザフィーラ、やったか?」 「手応えはあった。だが…性別が分からんな、フードを被っていて…」 落ちた瓦礫後に近付くザフィーラ。 何か異変に気付いたヴィアが、直ぐに静止の言葉を掛ける。 「よせ!それ以上近付くなザフィーラ!!」 瓦礫は勢いよく吹き飛び、そこから目標である敵が飛び出してくる。 「行くぞケルベロス!!」 雄叫びと供に、敵は大剣を取り出す。 「な、んだ…アレは…」 「ちぃ…!!」 一瞬で蹴飛ばされたザフィーラ。 敵は大剣…だが、機械的な柄に、刃は黄色い光を放つ…見た事もない代物だった 。 「ザフィーラ!!」 『ヴィア!?今すぐザフィーラを連れて逃げて!』 「あいつの武器、なんなんだあれは!」 『アレは“デバイス”よ!』 「だから!何だよそれ!」 『説明は後、早く撤退よ!』 「無理だ…逃げても追い付かれる…ザフィーラ、お前だけでも逃げろ」 後ろからよろよろとヴィアに近付いていくザフィーラ、かろうじて逃げられるだ ろうと判断したザフィーラは、ヴィアの指示に従い撤退する。 「逃がさん!!」 ザフィーラを追おうとする敵の剣を、大鎌で受け止める。 「行かせん…!!」 肉眼では見えない程の速い剣撃。 それをガードしては剣を交える。 長い攻防の後、次第に魔法も含む大規模な戦闘になっている。 辺りはヴィアの魔法で凍りついているが、それを全く動揺せずにデバイスと呼ば れた大剣で相殺する。 「はぁ…はぁ…くそ、何だってんだ…」 「もう終わりだ。死ね、哀れな人形」 ガチャン!!ガチャンガチャン!! 三回、大剣の柄の近くにあるリボルバーが煙りをあげて回転する。 「リボルバー…!?銃か!」 「ふん。銃、か。全く、無知は良いな」 「なにっ?!」 刹那─── 銃?そんなものではなかった。 俺の腹部は、黄金の刃に貫かれていた。 ごふ、と吐血する。 大剣は、一瞬で大鎌に変わった。 「バカ…な」 「さよなら」 敵はとどめを刺そうとした時、辺りは炎に包まれる。 「無事かヴィア!!」 「また来たか、ルーカスの人形め。」 「なんだと?」 ヴィアを庇うように前に立つアンヘル。 「お前達は、自分の母親を見たことがあるか?」 「…俺の両親は、本部とは別の研究所で働いている」 「違う、そんな偽物ではない。遺伝子の元が誰だか分かるか?」 「なん、だと───?」 「我々ディメンターはな、ルーカスという世界の科学者が創り出した化け物さ。 誰かと何かの遺伝子を生まれてすらいない受精卵に癒着させる。そうして生まれ てくるのが…元々化け物の力を持った子供、我々だ」 「でまかせを!」 「何故だ、何故でまかせと分かる?考えた事はないのか?何故街で暮らしている“ 普通”の人間とは違い強力な魔法が使える?何故街に出掛けるのに許可が必要だ? 何故上層部は隠し事ばかりする?それは我々が自分の出生を知り、反逆を起こさな い為だ」 「それ以上喋るな!!!」 アンヘルが剣を構えて突進する。 「私を相手にするのは構わんが…速くしないとそいつが死ぬぞ」 「くそっ…」 ヴィアを担ぎ、直ぐに本部へ帰還するアンヘル。 ルーグス渓谷には、冷めた眼で満月を見上げる、女の姿があった―――。 前編 fin
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通信妨害 念話・思念通話等の、魔法的な通信を阻害するフィールドを形成する。 電波や無線等の妨害も可能だが、病院という施設、市街地という状況からそれらはカットしていない。 フィールド範囲内ではシャマルのクラールヴィントを介してのみ通信が可能となるが、範囲外との通信はシャマル自身も不可能となる。 プロテクション なのはの基本防御魔法。衝撃・魔力攻撃を防御面で防ぐことを目的としたオーソドックスな防御魔法だが、 なのはは魔法習得の当初から使用していたこともあり、その練度は高い。 フランメ・シュラーク ヴィータの魔力付与系打撃攻撃。命中時に高温燃焼を伴う爆破、着弾点焼夷効果を追加発生させる高威力打撃。カートリッジを一発消費する。 ソニックフォーム フェイトのバリアジャケットの換装形態。基本的な防御機能を徹底的に廃し、装甲防御を「受け」を行うための両手両足のみに集中。 さらに両手足に高速機動補助魔法「ソニックセイル」を常時発動。素早い近接戦闘のみを想定した、超高速機動型の形態。 運動性能と機動性、攻撃速度が圧倒的に上昇する分、防御力はほとんど無いに等しいような状態で自らの加速や攻撃の余波に耐えるための最低限の機能しか有していない。 通常の戦闘では考えられないほどの異様な特化は、フェイトが自らの最大の利点である「速度」に全てを賭けた決意の現れでもある。 プラズマランサー 単発での生成は、発射速度・弾速度・威力を一発に集中するため。 シグナムに対する警戒も解いてはいないため、行動のための魔力リソースを残すという意味合いもあるようである。 ミラージュハイド 空間に溶け込む迷彩効果を自己の周辺に発生させる魔法。 完全迷彩状態で攻撃や魔法発動等の行動を行うのは困難だが、高レベルの術者が静止状態で待機していれば、探査や検知の魔法にもかかりづらくなる。 フープバインド 拘束輪を複数同時に発動し、輪の拘束によって捕らえることで対象を固定する。 バインド魔法の基本、リングバインドの発展応用系で、大きな輪の状態で生成したものを対象の周囲に複数発生させることで、視認後の回避を困難にしている。 カード 魔法陣が刻まれた、魔力の込められたカード。デバイス内での炸裂を必要としない、簡易型のカートリッジのような働きをする使い捨ての魔力蓄積装置。 長期間に渡ってカード一枚ずつに自らの魔力を蓄積し、貯めていたものと思われる。 ホイールプロテクション 防御面に魔力の渦を生じさせることで、受け止めた魔力・威力を高い効率で消滅させる効果を持つバリア系魔法。 クリスタルケージ 拘束魔法の一種で、空間に固定するバインド系ではなく、物理的な「檻」を形成して閉じこめるケージ系魔法。 発動後は魔力リソースを使用しないことから、バインド系で捕獲した相手をさらに強力に拘禁する等の目的に使われる。 真なる覚醒 完成した闇の書は、二つの機能を有するようになる。 ひとつは、闇の書本体が持つ「巨大ストレージ」…騎士たちが蒐集したコアに収められた膨大な魔力と魔法のすべてがそこに収められた蓄積庫としての機能。 もうひとつが「主を守る究極の甲冑」、闇の書管制人格と融合システムの正式起動による融合型デバイスとしての機能。 守護騎士たちと同様のシステムで具現化する管制人格は、主の肉体と融合し、その能力のすべてを主に委ね、主の力となる。 融合型デバイス ユニゾンデバイスとも俗称される。ベルカにおいて開発されたデバイスの形式で、ミッドチルダ式インテリジェントデバイスの設計思想をさらに極端化したもの。 自らの意志を持つデバイスに完全な人の姿と意志を与え、状況に応じて術者と「融合」することで魔法管制と補助を行う。 この形式では、他形式のデバイスを遥かに超える感応速度や扱うことのできる魔力量を得ることができるが、 融合適性を持つ術者の少なさ、さらに各術者の性質に合わせた微調整や適合検査の必要といった手間が生じ、 さらに、本来は融合時の術者の意識喪失などのための緊急措置として設定されていたデバイスが主の意志とは無関係に、 単独で術者の体を使用・魔力行使を行えるという性質が、時に「デバイスが術者の体を乗っ取り、自律行動をとってしまう」という「融合事故」を起こす事件も発生し、 実際の製品化には至ることのなかった方式である。 融合型デバイスの特徴の一つとして「術者の姿の変化」があげられる。正しく使用している場合でも髪・瞳の変色などは特に顕著に現れるが、 融合後の姿が術者とデバイス、どちらの外観に近いかが、術者が融合型デバイスを使いこなせているか否かの判断材料となる。 なお、術者がデバイスを使いこなすことができず、制御不能の状態の場合、完全にデバイス側の外観になってしまうこともある。
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前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ ゴーレムの右腕から音を立てて火矢が飛び出す。 ねらいはシルフィード。それに、その背中に乗っているタバサ、キュルケ、ルイズ、ユーノの4人。 「少し右」 きゅい。 シルフィードは体を少し傾けて、火矢がうまく追ってこられるように進路を変えてやった。 「ねえ、タバサ。この方法、やっぱり無理があるわよ」 キュルケは風にばたつく髪を押さえている。 「大丈夫」 「でもね、あの火矢をおびき寄せてゴーレムに当てるなんて無理がありすぎるわ。フレイム・ボールも敵を追いかけるけど、使ったメイジに当てるなんてできないのよ」 「フレイム・ボールとは違う」 タバサは横目で火矢が地面をえぐった後を見る。 「追いかけるという性能では、火矢はフレイム・ボールよりずっと下。だからできる」 「それはよくても……タバサ!後ろ後ろ!」 キュルケの後ろには呪文を唱えるルイズ──ではなく、リリカルイズ──と彼女が落ちないように支えているユーノがいる。 さらにシルフィードの尻尾の向こうでは火矢が急速に距離を詰めつつある。 「あなたのシルフィードの方が遅いのよ!追いつかれる!」 「大丈夫」 タバサは小さく呪文を唱え体をねじりながら杖を後ろに降る。 空気に空気をたたきつけるエアハンマー特有の音がキュルケの耳を打つ。 きゅいっ。きゅきゅいっ。 音と同時にシルフィードは急加速。 青い風になったシルフィードは火矢との距離が開げた。 「ねえ、さっきのエアハンマー。何に使ったの?」 タバサは答えない。 ただ、そのときのシルフィードは涙目になっているようにキュルケには見えた。 「あなたも大変ね」 きゅい。 今度は風竜の瞳がきらりと光る。 キュルケはシルフィードが訴えかける目をしているような気がした。 暴走するジュエルシードはさらなる魔力を放出する。 それはゴーレムにさらなる力を与え、変異を促した。 さらに数発の砲撃の後にゴーレムは動きを止める。 キュルケがいぶかしんで見下ろすとゴーレムの胴体がぼろぼろと崩れ出した。 「あら、終わり?」 そうではない。 崩れたのはゴーレムの表面だけ。 その下からはハリネズミのの針ように胴体を埋め尽くす無数の砲身が姿を現す。 「ちょっと!何よ、あれ!」 「ちょうどいい」 あわてるキュルケとは反対にタバサはいつもと変わらない。 シルフィードに命じて少し降下し、羽を左右に振らせる。 「挑発してどうするのよ!」 「まだ火矢が足りない」 「ええっ!?」 ゴーレムの視線が上を向き、砲身のついた腕を上げる。 「嘘……でしょ?」 キュルケの顔が引きつった。 ルイズはキュルケとは別のことを考えていた。 ゴーレムの右腕は自分たちに向いている。 でも胴体にある無数の砲身は全てがルイズたちを狙っているわけではない。 いくつもの砲身が品評会会場を向いている。 ──あそこには姫さまが ルイズは叫ぶ。 「ユーノ!急いで!姫さまを守って!」 ユーノが口を開こうとする。 何を言いたいかはだいたいわかる。ルイズはそれを視線で押さえた。 ユーノにはそれで通じた。 「わかった。アンリエッタ王女はきっと守るよ」 ユーノはシルフィードの背中からふわりと離れる。 「キュルケさん。お願いします」 「え?ちょっと、待ちなさいよ!」 あわててキュルケはユーノに変わってルイズを支えた。 ユーノは会場に向けて飛ぶ。 その下でゴーレムが不気味な音をあげていた。 ゴーレムが爆発した。 実際には全ての砲身より無数の火矢が同時に放たれたのだが、火を噴き轟音を上げる様はそうとしか見えない。 発射音は遙か遠くまで響く。学院の塔はふるえ、ガラスも割れて崩れ落ちる。 火矢の多くはシルフィードに殺到し、あるものは全く別の方向に飛ぶ。 その内、品評会会場に飛んだ火矢の数は決して少なくはなかった。 空を飛ぶユーノの下を火矢が次々に追い越していく。 会場まではもう、あと少しもない。 この後に来る惨劇を予想してユーノの顔が曇る。 「相棒。俺だ。俺を抜け。ちったぁ助けになるはずだ」 叫ぶ背中のデルフリンガーに手をかける。 鞘から刀身が抜けきった時に視界が変わった。 ロケット弾がゆっくり飛んでいる。 ユーノにはそう見えた。 なら簡単に追い越せる。 「どうするんだ?相棒」 「全部止めるよ!」 デルフリンガーの切っ先にシールドを展開。 ロケット弾の前に立ち、受け止める。直後に爆発。 その圧力を利用して方向を変えた。 「こんどは、あれ!」 次に前に出ているロケット弾の前に飛ぶ。 普段ならできるはずのない判断が瞬時にできる。 ユーノはそれに従い、空を舞い踊る。 ロケット弾が一つ一つ、順番に爆発の中に消えていった。 ゴーレムが出現してからアンリエッタが下した命令はただ一つだけだった。 「皆さんを安全なところに!」 その一言で彼女の近衛隊は動いてくれた。 空に起こる爆発にも動じないのは日頃の訓練のせいだろうか。 だが、そんな訓練をしていないアンリエッタもここから逃げ出す気にはなれなかった。 この国の王女としてだけではない。 空で戦う白い服の少女。 その桃色のブロンドを見てアンリエッタは確信した。 「ルイズ……」 ルイズがあそこで学院の守るために戦っている。 なら自分がなぜここから逃げられるのか。 そのアンリエッタに火矢──アンリエッタはロケット弾という言葉を知らない──が迫る。 アンリエッタは恐怖した。 火矢の威力は先に爆発した地面でわかる。 走ってもフライでも逃げられる速さではない。 その場で立ちつくし動けなくなる。 目を見開くアンリエッタの前に、空から落ちてくるような速さで誰かが降り立った。 背丈より長い剣を手にした少年のメイジだ。 少年は魔法陣を先に灯した剣を火矢に向ける。 「あ……」 止める暇もない。 火矢は魔法陣にぶつかり爆発する。 にもかかわらず爆風も熱風も魔方陣に阻まれアンリエッタを襲うことはなかった。 「早く逃げてください。アンリエッタ王女!」 少年の強い言葉にアンリエッタは背を押される。 「わかりました。ご武運を」 会場の生徒はほとんど避難している。 アンリエッタは近衛の騎士に手を引かれ、生徒たちを追った。 「チェーンバインド!」 振り返ると地面に描かれた魔法陣から、しなやかに舞い踊る光の鎖が火矢の行く手を遮った。 光の鎖は火矢をその踊りの中へと引き込む。 囚われの火矢はその中で、引き絞られ、くびれ、自らを火炎と変えていった。 前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ
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autolink NA/W12-103 カード名:かけがえのない友情 なのは&フェイト カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2000 ソウル:1 特徴:《魔法》?・《クローン》? 【永】このカードがアタックした時、あなたのキャラすべてに、そのターン中、パワーを+500。 『運命が、今静かに動き始めている――』 レアリティ:TD illust.藤真拓哉 2010/6/22 今日のカード。 魔法少女リリカルなのはA sのTD限定カード。 水着の音姫の互換カード。 「あなたのキャラすべて」であるため、このカード自体がアタック宣言した時点で実質2500となる。 「フェイト」?であるため使い魔アルフや狼形態アルフの恩恵も受けられ、 序盤から終盤までアタッカー兼サポーターとして使い易い。 ・関連ページ 「なのは」? 「&」? 「フェイト」? ・類似カード カード名 レベル/コスト パワー/ソウル 色 水着の音姫 0/0 2000/1 黄 夏祭りの智代&風子&渚 1/0 4500/1 黄 “守るべき絆”カナン&マリア 1/0 4500/1 黄
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目を開けると、書類と機材とよく分からないガラクタの山の中にいた……。 また、ここで夜を明かしてしまったらしい。 時空管理局技術開発部、第六特別分室――通称、螺旋研究所。 数ヶ月前に配属された新しい職場の、真新しい自分のデスクの上で、シャリオ・フィニーノは大きく背伸びをした。 背中に掛けられていた毛布が、その拍子に床に落ちる。 「……起きたか」 研究室の奥、壁面に設置された巨大モニターの映像を眺める上司が、振り返ることなくシャリオに声をかける。 気付かれる程の音は立てていないのに……上司の感覚の鋭さに、シャリオは内心舌を巻いた。 「しょちょー、何観てるんですか?」 気安そうな声を上げながら、シャリオは上司の隣へと歩み寄った。 答えを期待していた訳ではない……現にこの男はシャリオの問いに、沈黙を返すだけだった。 モニターの中では、シャリオの友人兼元上司――フェイトがムガンの大群と激しい攻防を繰り広げていた。 フェイトの紹介でこの男――第六特別分室室長、ロージェノム・テッペリンの助手になってから数ヶ月が経つが、シャリオは未だにこの新しい上司に馴染めずにいた。 技術者としての力量の高さや異常とも言える知識の深さは、今のシャリオでは足元にも及ばない……その点は素直に尊敬出来る。 しかし能力と性格が等しく信頼に値する人間は意外に少なく――元上司のフェイトとその愉快な仲間達は殆ど全員が該当しているが――それはこの男も例外ではない。 寧ろロージェノムの場合、シャリオが今まで出会ったどの人間よりもその傾向が顕著なのである。 アクが強いと言い換えても良い。 普段は周りで何が起きよう顔色一つ変えないのに、妙なところで突然熱血のスイッチが入る……この男の「ツボ」とでもいうべきものが、シャリオには全く理解出来ない。 今も、モニターに送られてくる戦闘映像――ムガン相手に苦戦するフェイトの姿を見ながら、この男は眉一つ動かさない。 自分は不安と心配から今すぐにでも目を逸らしたい位だというのに……。 この人にとってもフェイトは知らぬ中ではないだろうに……冷徹とも言えるロージェノムの態度に、シャリオは内心嘆息を漏らした。 自分の気に入ったものを地面の下に埋めるという上司の迷惑な性癖も、何とかして欲しいとシャリオは思う。 これは最近になって気付いたことであるが、この男はやたらと何かを地面に埋めたがる。 貴重な文献、研究成果、最新型の機材、思い出の品……この男の暴挙によって意味もなく土の中に葬られたものは、数えるだけで嫌になる。 ロージェノム曰く「万が一の時のための未来への遺産」らしいのだが、未来よりもまず今に目を向けて欲しいと切実に思う。 事態に気付いたシャリオの必死の発掘作業――おかげでせっかくの休暇が潰れた――によって一部のものはサルベージに成功した。 しかし未だ多くの要救助者がミッドチルダ中の地下に眠っていることは間違いなく、そしてシャリオの目の届かぬところで新たな犠牲者が出ている可能性も否定出来ない。 それは例えば螺旋力を利用した新型の次元転移装置。 そして例えば……。 「何、これ……?」 突然の地面崩落に巻き込まれ、地下空洞に落ちたスバルは、目の前に広がる信じ難い光景に思わず呟いた。 隣のティアナも同じような顔をしていることから、どうやら「これ」は夢でも幻でもないらしい。 20mは落ちたようだが、バリアジャケットのおかげで自分もティアナも擦り傷程度の怪我で済んだ。 それだけは――否、もしかしたら「これ」も――不幸中の幸いだったといえるだろう。 ……何故、自分達がどれだけの深さまで落下したのかが解るか? 簡単である――今、自分達二人の目の前に佇む鋼の巨人が、大体それ位の大きさなのだから……。 「これって、ガンメン……?」 呆然と呟くティアナの声が、スバルの鼓膜を震わせる。 ガンメン……ああ、確かにこれはガンメンのようにも見える。 しかし今自分達の見上げているこの一本角の巨大ロボは、少し前まで自分達の戦っていたガンメンとは何もかもが違う。 ムガンに比肩する程の機体の巨大さ、人間と同じようなプロポーション、……尻尾。 そして何より……人間では頭部のあるべき場所に、顔がもう一つ付いている。 完全に人型をしているのだ、この黒い機械の巨人は……。 スバルの懐のペンダントが、これまで以上の輝きで脈動する。 その光はアンダーウェアを透過し、地下空洞を淡く照らす。 「スバル……アンタ、何か光ってるよ……?」 ティアナの指摘にスバルは胸元に手を突っ込み、懐のペンダントを引っ張り出した。 鎖の先に繋がった小さな金色のドリル……その鼓動が、輝きが、更に激しさを増していく。 その時、目の前の巨大ガンメンが突如動いた。 二人の前に跪き、腹の辺りにある「口」が、頭頂部付近のハッチが、音を立てて開く……! まるで、主を受け入れるかのように。 「まさか、アタシ達に乗れって言ってるの……!?」 驚愕の声を上げるティアナに、巨人は何も答えない。 ペンダントを握り締め、無言で巨大ガンメンを見上げていたスバルが、その時、静かに口を開いた。 「ティア……乗ろう」 「スバル!?」 瞠目するティアナの答えを待たず、スバルは巨人へと歩み寄る。 「きっと上では、あの試験官の人がムガンと戦ってる。あたしが行っても、きっと足手まといにしかならない……ティアの言うことは正しいよ。 だけどあたしとティアと、そしてこの子が力を合わせれば、きっとあの人の助けになれる。きっとあたし達は、何かが出来る……! そう思うんだ……根拠は無いけど」 淡々と語るスバルの背中が、何となく普段よりも大きく、頼もしくティアナには見えた。 そして……ティアナも覚悟を決めた。 「……上等よ、やってやろうじゃない。アタシ達をパイロットに選んだ幸福を噛み締めながら、馬車馬のように働きなさい」 強がるような笑みを浮かべ、ティアナはそう語りかけながら巨人に近づく。 そしてスバルが頭部の、ティアナが腹部のコクピットに乗り込む。 頭部コクピットの正面、シンプルなコンソール下に、小さな円錐状の窪みをスバルは見つけた。 ちょうどスバルの握るペンダントと同じ位の大きさである。 一瞬の躊躇もすることなく、スバルは窪みにペンダント――コアドリルを差し込んだ。 その瞬間、黒いガンメン――ラゼンガンの二対四つの眼に、光が灯った。 「ラゼンとラガン……この子、二つのガンメンが合体して出来てるんだ」 ラゼンガン頭部――ラガンのコクピットで、スバルはウィンドウに表示した機体データを見ながら呟く。 左右の操縦桿に触れた瞬間、この機体のあらゆる情報が直接頭の中に流れ込んできた。 機体と感覚を共有したと言い換えても良い。 ともかく、今の自分ならばラガンを――ラゼンガンを手足のように自在に動かせる。 スバルはそう確信していた。 それはラゼンの操縦席に座るティアナもきっと同じだろう。 「二人合わせてラゼンガン、格好良いじゃん!」 見た目は思いっきり悪役だけどねーと笑うスバルの前に、ティアナからの通信ウィンドウが開く。 『呑気なこと言ってないで、さっさと地上に出るわよ』 ティアナの言葉にスバルは首肯を返し、左右の操縦桿を握り締めた。 スバルの思考をトレースして、ラゼンガンは大きく身を屈める。 「てりゃああああぁっ!!」 スバルの気合いと共にラゼンガンが跳んだ。 天井を突き破り、一気に地上へと躍り出る。 「あれは……ラゼンガン!?」 突如地下から現れたラゼンガンの姿に、フェイトは驚愕の声を上げる。 いったい誰が乗っているのか……それ以前に何故、ラゼンガンがここに存在しているのか? 螺旋エンジンの構造解析のため、ラガンは半年前に分解された筈である。 首から下の部分に至っては、回収すらされずに廃棄処分されたと聞いている。 しかし今、ラゼンガンは完全な形でフェイトの前に確かに存在していた。 困惑するフェイトの胸中を知ってか知らずか、ラゼンガンは妙に人間臭い動きで、フェイト――正確にはその向こうのムガンへと走り寄る。 『どいてどいてどいてぇぇぇーーっ!』 『道開けて下さい危ないですからぁぁぁーーっ!』 ラゼンガンが上下二つの口を開き、若い少女達の声でフェイトに呼びかける。 その勧告につい道を開けたフェイトの傍を、漆黒の巨人は颯爽と駆け抜けていく。 唖然とラゼンガンを見送るフェイトに、その時、一つの通信が入った。 虚構の街を疾走するラゼンガンは、手近なムガンへと拳を振り上げ、 『よくも散々追いかけ回してくれたなパァーンチ!!』 ――殴った。 『円盤の分際で調子に乗るなキィーック!!』 ――蹴った。 「ティア! 一気に決めるよ!!」 ウィンドウに映る相棒の顔を横目に見遣り、スバルは操縦桿を握る両手に力を込めた。 コンソール中央の渦巻状のゲージが勢い良く回り、まるで咆哮を上げるように機体の全身が駆動音を轟かせる。 ラゼンガンの右掌から突き出したドリルが、手首と融合しながら肥大化し、腕と一体化しながら巨大化し、まだまだ成長を続けていく。 ラゼンガンの全長よりも更に巨大なドリルが、まわる、回る、廻る……!! 「ギガドリル――」 スバルの咆哮と共にラゼンガンは走り出し、殴りつけるようにドリルを突き出した。 唸るドリルがまず一体目のムガンを貫き、続いて二体目と突き破り、そして三体目、四体目……まるで止まることを知らぬように、敵を食い尽くしていく。 「――ブレイク!!」 敵陣を貫通し、名乗りを上げるラゼンガンの背中を、無数の爆炎が赤く染め上げた。 「乙女心が天地を穿ち、魅せてあげるわ底力! 覚悟合体ラゼンガン、あたし達を誰だと思ってる!!」 格好つけるように右腕のドリルを一振りし、即興で作った口上と共に決め台詞を口にするスバル。 ……まだまだ敵は沢山残っているということを、スバルはすっかり失念していた。 隙だらけのラゼンガンの背中に、ムガン達が一斉にビームを叩き込む。 敵の集中砲火にラゼンガンはあっさりと吹き飛ばされ、スバルはコンソールに頭をぶつけ、ティアナはシートから転げ落ちた。 「ぁ痛たたた……もう! シートベルトくらい付けときなさいよ、このポンコツ!!」 したたかに打ち付けた頭を擦りながらティアナが憤慨する。 『うぅ~、鼻打った……』 スピーカー越しに聞こえてくるスバルの情けない声に、ティアナの中で何かが切れた。 「こんっの、馬鹿スバル! 馬鹿だ馬鹿だとは思ってたけど、遂に二度ネタなんて馬鹿な真似にまで手を出して……アンタはどれだけ馬鹿なのよ!?」 『ご、五連発!?』 どうでも良い部分に瞠目するスバルを眼光一つで黙らせ、ティアナはシートに座り直した。 左右の操縦桿――ラガンのものとは形が違う――を握り、機体の制御をスバルから奪い取る。 「あのメカクラゲ……もう許さないんだから!!」 クラゲは違うでしょーとツッコミを入れるスバルを無視して、ティアナは己の十八番――幻術魔法の術式構築を始めた。 ラゼンガンの隣にもう一体の『ラゼンガン』――幻術魔法によって創られた虚像――が出現し、二体のラゼンガンの左右に更に新たな『ラゼンガン』が生まれる。 四体から八体、八体から十六体……延々と分裂を繰り返す無数の『ラゼンガン』が、ムガンの軍勢を取り囲む。 操縦桿を握るティアナの両手が、じっとりと汗に濡れている。 数十体もの分身の生成――そんな荒業、今まで考えたことすらなかった。 無理だ……頭の中で、理性とも言うべきもう一人が冷静にそう断じる。 お前のような凡人にそんなことが出来る筈が無い、馬鹿なことを考えずにさっさと諦めろ……。 いや、出来る……もう一人の自分からの警告を、ティアナは頭を振って否定した。 確かに自分に才能は無い、無理と言われても仕方が無いだろう――いつもの自分、今までの自分ならば。 しかし、今は違う……ティアナは心の中の自分に叫ぶ。 今の自分は独りではない――ラゼンガンが手伝ってくれる。 無理を通して道理を蹴飛ばす、今の自分達ならばそれが出来る。 自分とスバル、そしてこのラゼンガンが揃った、今ならば……! 「必殺、101匹ラゼンガン全員集合包囲網」 スバルとは違う――静かだが凄みのあるティアナの名乗りと共に、101体にまで増殖した『ラゼンガン』が一斉にドリルを構え、ムガンの軍勢に突撃する。 ムガン達は一箇所に密集し、全方位から接近する無数の『敵』に、手当たり次第にビームを放つ。 まるでウニの棘のように四方八方に伸びる光の軌跡は、しかし虚像の身体を空しく透過していく。 本体は……どこにもいない。 「――と、見せかけて」 突如ムガンの目の前の空間が歪み、102体目のラゼンガン――幻術魔法で姿を消していた本体――が姿を現す。 その右腕で回るドリルが、飢えた獣のように唸りを上げている。 ムガン達は咄嗟に散開した……しかし敵の攻撃を回避するには、ラゼンガンは余りにも間近に接近し過ぎていた。 「真実はいつも一つなのよアターック!!」 ティアナの怒号と共に、ラゼンガンのドリルがムガンの一体を貫いた。 周囲に固まった味方を巻き込んだムガンの爆発が、半壊した虚構の街を地面ごと大きく抉り取る……この一撃で、残存していた敵の半分近くが消滅した。 『ティア凄い!』 ウィンドウの向こうでスバルが目を輝かせ、ティアナの手腕に喝采を上げる。 『――技のネーミングはイマイチだけどっ!!』 「アンタにだけは言われたくないわよ!!」 スバルの余計な一言に猛然と切り返し、ティアナは上空に逃げた敵の生き残りに視線を向けた。 敵の残存勢力は数十体――恐らく五十は残っていないだろう。 襲撃された当初と比べると、随分と減ったものである。 あの程度の数、スバルなら一撃で粉砕出来る……何の根拠もなかったが、ティアナは自然と確信していた。 「スバル、やっちゃいなさい」 『うん!』 絶対の信頼と共に締めを委ねるティアナに、スバルは力強く頷き、 『――それで、どうやって?』 ……そう言って困ったような顔で小首を傾げた。 ……スバルの言葉に、ティアナの思考はフリーズした。 「……いやいやいや! スバル、アンタ馬鹿ぁ? 空飛ぶなりジャンプするなりしてあいつらの真ん中に突っ込んで、ドリルで一発粉砕すれば万事解決でしょ!?」 再起動したティアナが焦ったようにそう畳み掛けるが、スバルは困ったような顔のまま、申し訳なさそうにティアナから目を逸らす。 『うーん……流石のあたしもあの高さまでジャンプするのはちょっと無理かなー? それに空を飛ぶって言ってもラゼンに飛行機能は無いし、ラガンのブースターもそんなにパワー無いし……』 スバルの返答に、今度こそティアナの思考は凍りついた。 「じゃあ……手詰まりってこと……?」 『認めたくないところではあるけど……』 硬直したラゼンガンの頭上から、ビームの雨が容赦なく降り注いだ。 「うーん、何か予想外に凄いことになってるなぁ……」 空からネチネチと攻撃するムガンのビームから必死に逃げ回るラゼンガン……。 余りにも情けないその姿を、彼女はラガンゼンの頭上――ムガン達よりも更に高い位置から見下ろしていた。 このままでは、いつまで経っても埒が明かない……ジリ貧とも言える眼下の戦況に、彼女は苦笑いを浮かべる。 「助けてあげよっか?」 そう言って地上に降下しようとする主人に、デバイスは不意に、制止の声を上げた。 ≪Wait a minute. My master≫ 「え……?」 不思議そうな顔をする彼女の遥か下で、ラゼンガンが新たな動きを見せようとしていた。 「あぁーもう、あのクラゲ共! こっちの攻撃が届かないからって、調子に乗ってバンバン撃ってんじゃないわよ!!」 『だからアレ多分クラゲじゃないって……』 再度入れられるスバルのツッコミを黙殺し、ティアナは上空のムガンを忌々しそうに睨み上げた。 自分達の攻撃はあの高さまでは届かない――スバルの挙げた絶望的な指摘は、その後の様々な試行の結果、覆し難い事実として立証されてしまっている。 ビルを足場に跳んでみた――より高い位置に逃げられた。 誘導弾らしき飛び道具を使ってみた――敵に届く前に撃ち落された。 最終手段として右腕のギガドリルを分離し、素手で思い切り投げつけもした――重すぎたのかムガンまでは届かず、逆に落下するドリルに自分達が潰されそうになった。 あの空飛ぶメカクラゲ共に一矢報いるためには、奴らの逃げられぬ程の高速の動きで接敵し、そして反撃を許さぬ圧倒的な攻撃力で叩き潰すしかない。 速さと強さ――その二つを両立させる「切り札」を、しかし今の自分達は持っていない。 万策尽きた……ティアナは己の無力さに歯噛みした。 『ティア~、何とかしてよぉー』 情けない声で自分を頼るスバルに、追い詰められたティアナの思考が爆発した。 「うるさぁーい! 馬鹿スバル、馬鹿は馬鹿なりにアンタも何か考えなさいよ!!」 癇癪を起こした子供のように喚き散らすティアナの脳裏に、不意にこれまでのスバルの科白が蘇った。 ――ラゼンとラガン……この子、二つのガンメンが合体して出来てるんだ……。 ――空を飛ぶって言ってもラゼンに飛行機能は無いし、ラガンのブースターもそんなにパワー無いし……。 バラバラに散らばっていたパズルのピースが、頭の中で重なり合い……、 ――ティア……征こうか。 ティアナの中に、一つの「答え」が生まれた。 「スバル……」 モニターの向こうの親友に、ティアナは静かな声で語りかける。 「――何とかする方法、思いついたよ」 ティアナの言葉に、スバルは顔を輝かせた。 『本当!? どんなどんな!?』 期待に満ちた目で続きを催促する親友に少しだけ後ろ髪を引かれながら、ティアナ――ラゼンは頭上のラガンを右手で鷲掴みにし、そして一気に引き抜いた。 『え!? ちょ、ちょっと……ティア!?』 突然の合体解除に戸惑うスバル――ラガンを大きく振りかぶり、 「スバル……逝ってこぉおおおおおおおおおいっ!!」 気合い一発、全力投球――右手に握るラガンを、上空のムガンへと思いきり投げつけた。 「ちょっとティア!? それ字が違ぁあああああああああうっ!!」 非道とも言えるティアナの「何とかする方法」に、スバルは思わず悲鳴を上げる。 しかし親友が託した自分の役割を反射的に理解し、スバル――ラガンは両脚のブースターを点火した。 ラガンの両腕がドリルに変形し、額からも小さなドリルが飛び出す。 ラゼンの腕力にブースターの推進力も加わったラガンのスピードは音速の壁をも突き破り、回避不能の魔弾としてムガンの群れに迫る。 「ラガンインパクト!!」 全身に圧し掛かる苛烈なGに苦痛の表情を浮かべながら、それでもスバルは名乗りを忘れない。 ラガンは更に加速しながら敵陣を突っ込み、その真ん中に巨大な風穴を掘り抜いた。 「あ、あたしを……誰だと思ってる!!」 肩で息をしながら決め台詞を叫ぶスバルの背後で、ムガン達が真昼の花火と化した。 これで敵勢力はほぼ壊滅したが、しかし全てのムガンが破壊された訳ではなかった。 誘爆を免れた一部の生き残りが、未だ僅かであるが存在している。 「もう一度……!」 疲労の色濃く浮いた顔を引き締め、スバルは再びブースターを噴かそうとした。 しかしスバルがペダルを踏み込むよりも、ムガンの動きの方が一瞬早かった。 放たれるビーム、ラガンに――そしてラゼンにも迫り来る死の光。 やられる……スバルは反射的に目を閉じた。 一秒が経過した――予想されるような衝撃は来ない。 二秒が過ぎた――平穏そのものである。 三秒目――まだ来ない。 不審に思い、恐る恐る目を開けたスバルの視界一面に、桃色に輝く光の壁が飛び込んできた。 「防御結界……?」 呆然と呟いたスバルは、その時になって漸く、目の前の虚空に立つ一つの背中の存在に気付いた。 ツインテールに纏められた亜麻色の長い髪、純白のバリアジャケット、そして右手に握る魔導師の杖……どれもスバルは見覚えがあった。 「なのは……さん?」 その呟きに答えるように、なのははスバルを振り返り、そして優しく微笑んだ。 「アクセルシューター」 なのはの周囲に光の弾丸が形成され、ムガンを撃ち抜く。 その攻撃に他の生き残りのムガンが一斉に動き出すが、直後、地上から放たれた金色の雷撃によって全滅した。 慌てて地上を見下ろしたスバルは、右手に戦斧型のデバイスを握り、ラゼンを庇うように立つ試験官の魔導師を見つけた。 「よく頑張ったね、二人とも」 そう言って笑いかけるなのはに、スバルは安心したように肩の力を抜いた。 「……まだまだだな」 一部始終を見終わり、ロージェノムはそう口にした。 「あの程度の螺旋力ではシモンはおろか、この私にも遠く及ばない」 淡々と語るロージェノムの言葉には、落胆したような響きも混ざっている……シャリオは何となくそう思った。 「……じゃあ、何で彼女達の好きなようにさせたんですか?」 助けに出ようとするフェイト達を、ギリギリまで引き止めてまで……。 落胆したということは、その分あの二人に何かを期待しているのではないか……? 今し方口にした「まだまだ」という言葉――失望はしてもまだ見放してはいない、まだ何かを期待している……そういうことではないだろうか。 そう問いかけるシャリオに答えることなく、ロージェノム踵を返した。 「じきに客が来る、それまでに少しは身の回りを片付けておけ」 そう言って立ち去るロージェノムを見送り、シャリオは重い息を吐いた。 答えを期待していた訳ではないが、しかしたまには何か答えてくれても良いのではないか。 嫌われてるのかなーと弱音を吐きながら、シャリオは点け放しのままのモニターを再び見上げた。 モニターの中では、スバル達二人がフェイト達と何かを話している。 恐らく、ロージェノムの言う「客」とは彼女達のことなのだろう。 螺旋力に関しては、次元世界の中ではこの螺旋研究所が真実に一番近い場所にある、ロージェノムが一番真理に近い位置にいる。 あのラゼンガンにしても、どうやらあの上司の私物らしい。 どうしてあんな場所に埋まっていたのかは考えたくもないが、その辺りは後でフェイト達が追求してくれるだろう……精々こってりと絞られるが良い。 思考が黒い方向に陥りかけたその時、シャリオは不意にあることに思い至った。 スバル達をここに迎え入れるということは、やはりあの二人に期待しているということではないか。 気に入らないのならばフェイト達に早々に敵を殲滅させ、二人を機体から引きずり出せば済む筈である。 しかしあの男は最後まで彼女達のやりたいようにやらせ、そしてその全てを見届けた。 それがロージェノムの真意なのではないか。 それがロージェノムの自分への答えなのではないか。 「何だ……ちゃんと答えてくれてたんじゃない」 相変わらず解り難い上司だが、少しだけ解ってきたことがあるような気がする。 上司との良好な人間関係の構築に一歩進んだ……そんな手応えを感じながら、シャリオは来客の準備に取り掛かった。 天元突破リリカルなのはSpiral 第4話「二人合わせてラゼンガン」(了) 戻る目次へ 次へ
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高町ヴィヴィオの朝は早い。 早朝5時。ヴィヴィオがベッドから起き、着替えていく なのは「いってらっしゃ-い」 彼女の一日は日課の早朝ランニングから始まる。 ヴィヴィオが走っていき―――目覚めた。 ヴィヴィオ「・・・えっ、あれっ・・・!?ここ・・・どこ・・・・?」 ヴィヴィオ「———なんてことが最近多くて・・大会近いからかな?」 アインハルト「私もたまに眠りながらバーベルを・・・」 コロナ「寝てる間ぐらい休もうよ・・・」 魔法少女リリカルなのは Vivid LIFE———はじまります {|memory01 vividな一日| ヴィヴィオ(わたし、高町ヴィヴィオ。St.ヒルデ魔法学院初等科4年生) 朝トレをしていたヴィヴィオにデバイスのクリスが時間を告げてきた。 ヴィヴィオ「えっ、もうそんな時間?」 (この子はわたしの愛機、クリス) ヴィヴィオ「ただいまママ!」 なのは・フェイト「「おかえり―」」 ヴィヴィオの二人のママ、なのはとフェイトが取っ組み合いする。 なのは「今のただいまは私のだよ!」 フェイト「いいえ私です!」 ヴィヴィオ(訳あってうちには二人ママがいます) フェイト「ヴィヴィオももう4年生か」 ヴィヴィオ「えっへん!」 なのは「時間が経つのって早いよね」 ヴィヴィオ「それじゃママたち行ってきます!」 フェイト「あ、待って!」 フェイト「忘れ物はない?ハンカチ持った?ティッシュは?お財布も大丈夫?」 フェイト「変な人についてっちゃダメだよー!」 ヴィヴィオ「ママ・・・わたしもう4年生・・・」 ヴィヴィオ「一限目は魔導実技のテストかー」 ヴィヴィオ(そういえばリオ張り切ってたな) リオ「めざせ1番!!」 リオ「おはよー、ヴィヴィオ~・・・」 ヴィヴィオ「あ、リオ!およは・・・」 ヴィヴィオ「・・・ってどうしたの!?」 リオはげっそりしていた。 リオ「ゲームしてたら朝になっちゃて・・・」 ヴィヴィオ「不規則な生活はよくないよー・・・」 リオ「わかっちゃいるんだけど・・・」 ヴィヴィオ「そうだ!明日から朝一緒に走らない?」 リオ「ん———・・・・・」 リオ「毎朝10kmはちょっと・・・・」 ヴィヴィオ「え~~~~、気持ちいいのに~~~~・・・」 コロナ「おはよ~」 ヴィヴィオ「おはようコロナ!」 クリス?「おぅおぅ!姉ちゃん美人だな!!」 コロナ「!?」 クリス?「どんな下着はいてんだい?」 コロナ「ふ・・・ふえぇ~!?」 ヴィヴィオがクリスにアテレコしてたリオを締め上げる。 ヴィヴィオ「変なセリフ入れないでー!!」 リオ「ギブ・・・ギブ!!」 コロナ「・・・・・」 コロナ「や・・・やめて二人とも!!」 コロナ「こんなの・・・おかしいよ・・・っ」 ヴィヴィオ「えっと・・・コロナ、別にケンカじゃ・・・」 リオ「そうそう・・・・」 コロナ「わたし的には攻守が逆だと思うのッ!!」 ヴィヴィオ・リオ「「!?」」」 リオ(・・・コロナってさ、たまによく分かんないこと言うよね・・・・・) ヴィヴィオ「うん・・・・・」 コロナ「宿題やった?」 リオ「うつさせて~」 ヴィヴィオ(クラスメイトのリオとコロナ。いつも一緒のお友達です。それともうひとり———) ヴィヴィオ「・・・・あっ!」 ヴィヴィオ「アインハルトさーん!」 アインハルト「ごきげんよう、みなさん」 ヴィヴィオ「ごきげんよ・・・・」 クリス(リオ)「勝負だッ、アインハルトー!!」 アインハルト「!!」 リオのアテレコを聞き、アインハルトが構えた。 アインハルト「・・・ハッ」 ヴィヴィオ「アインハルトさん、真面目な方だから・・・」 リオ「ご、ごめんなさい・・・・」 アインハルト・ストラトス。中等科1年生。古代覇王家の直系にして、覇王流継承者。 アインハルト「お恥ずかしいところを・・・・」 コロナ「いえいえ!あの反応力、わたしたちも見習わないと!」 リオ「うんうん」 ヴィヴィオ「獅子は兎を狩るにも全力を・・・・って言いますしね!」 リオ・コロナ((う・・・兎を・・・) ヴィヴィオ(強くて可愛い先輩です) アインハルト「あの・・・時間は大丈夫ですか?」 ヴィヴィオ「大変!遅刻しちゃう!」 リオ「よーし、じゃあ教室まで競争だ!」 リオ「・・・セーフ!」 リオが教室に駆け込んだ。 アインハルト「良い勝負でした・・・」 ヴィヴィオ「・・・あの、ここ初等科ですけど・・・」 中等科のアインハルトまで来ていた。 初等科の生徒たちがアインハルトを見て、ざわめく。 アインハルト「・・・・!」 アインハルトが顔を赤らめた。 ヴィヴィオ「えっと・・・・ご同伴ありがとうございました、アインハルトさん!」 リオ(ナイスフォロー、ヴィヴィオ!) コロナ「ど・・・同伴って・・・」 リオ「コロナ黙ってて!!」 アインハルト「そ・・・それでは帰りは校門の前で」 ヴィヴィオ「はい!」 アインハルト(・・・助かりました、ヴィヴィオさん) ヴィヴィオ(いえいえ) ヴィヴィオ(でも一緒に帰るのはホントですよ!) アインハルト(!、・・・・・はい) コロナ(ほわわ~~~~~~) リオ「・・・・帰っておいで~」 放課後、校門前でアインハルトはヴィヴィオ達を待っていた。 アインハルト(・・・・・・) アインハルトは待ち続けていた。 アインハルトがそわそわしだした。 ヴィヴィオ達は近くでアインハルトを見ていた。 リオ「いい加減かわいそうだよ~」 ヴィヴィオ「も・・・もう少し・・・」 リオ「じゃあね、ヴィヴィオ~」 ヴィヴィオ「うん、また明日!」 アインハルト「では私もこれで」 ヴィヴィオ「はい、さようならアインハルトさん!」 ヴィヴィオがアインハルト達と別れて、家に返った。 ヴィヴィオ「ただいまママ~」 なのは・フェイト「「おかえりー」」 なのは「いまのは私のー-!」 フェイト「いいえ私です!」 ヴィヴィオ(これはわたしたちの平凡で、けれど色鮮やかな、そんな毎日のお話です) (続く)
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前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ ゴーレムの肩に乗るフーケはいつになく高揚していた。 ロングビルと名乗り、秘書を続けて、おまけにオスマンのあの行為に我慢してまで調査を続けた成果がこれから出るのだ。 それに今日はいつになく魔力が充実している。 それは気のせいかもしれないが、心躍らずにはいられない。 ジュエルシードは脈動するように明滅を始める。 明滅とともに魔力が少しずつ湧き出していく。 魔力は宝を願う者のためにゴーレムの中に広がっていく。 それはジュエルシードの力の正しい現れ方でもあった。 巨大なゴーレムの腕が宝物庫の壁にめがけて振り下ろされた。 その壁は強固なはずであった。 建築に使われた材料、技術、そして固定化の魔法。 いずれをとってもこれ以上の物はハルケギニア中を探してもそうはない。 その壁がいともたやすく砕け散り、大穴を開けた。 「なんだい。見かけの倒しの噂だけかい。これならとっととやるんだったね」 そうは言いながらも、フーケは自らの魔法の威力に満足する。 もっとも、その原因はゴーレムの中にあるジュエルシードが原因なのだが、彼女にはそれに気づく術はない。 周りには予想通り衛士はもちろん人影すらない。 とはいえ、ここでぐずぐずしているとすぐに見つかるのは目に見えている。 フーケは慣れた様子で円柱状のゴーレムの腕の上を走り、壁に開いた穴から宝物庫の中に走り込んだ。 中には様々な宝があるが、フーケのねらいはただ一つ。破壊の杖だ。 ロングビルとして目を通した資料の中には、宝物庫の図面もあった。 その図面を思い出しながら、壁を順番に見回したフーケは目当ての物を見つけた。 青い紋章入りの長方形の箱。それには『破壊の杖。持ち出し不可』と書かれたプレートが下がっている。 間違いない。この中に破壊の杖があるはずだ。 フーケはそれを抱え上げ、急いでゴーレムの元に戻る。 穴から外に出る前に一度振り返り、杖と降った。 『破壊の杖、確かに領収いたしました。土くれのフーケ』 魔法が壁にそう刻んだ。 ルイズは走りながらゴーレムが壁から腕を引き出す様子を見ていた。 素早く首を見回し、周囲を確認する。あたりには誰もいない。 ルイズはレイジングハートを手にし、小さくつぶやいた。 「レイジングハート、セット・アップ」 「stand by ready.set up.」 瞬きする時間もかけずにルイズはバリアジャケットで身を包む。 その横では人間の姿に変身したユーノがルイズと歩調を合わせている。 ルイズは足下にフライアー・フィンをつくり、ユーノとともに空に飛んだ。 空を飛べばゴーレムにはすぐに追いついた。 「ジュエルシードは、まだ暴走していないみたいだ。今なら被害も少ないはずだよ」 「そうね。早く回収しましょう」 レイジングハートと視線を塔から離れていくゴーレムに向けた。 「大きい……」 上空から見下ろした方がゴーレムの巨大さがよくわかった。 身長はおよそ30メイル。 以前ギーシュが暴走させたゴーレムよりずっと大きい。 暴走させずにあれを作り上げているのだとしたら、そのメイジはギーシュとは比べものにならない腕の持ち主なのだろう。 その巨体の中にジュエルシードがあるのは、広域サーチを使うまでもなくわかる。 あとはゴーレムの中からジュエルシードを取り出すだけだ。 「ディバインバスターを使えばいいんだけど……どうしよう」 ゴーレムを砲撃魔法で粉砕すればジュエルシードは見つかるだろう。 問題はゴーレムの肩に乗っている深くローブをかぶった人だ。 おそらくゴーレムを使い、宝物庫から何か盗み出した盗賊なのだろう。 ──いいのかな 人間をミッドチルダ式の魔法でジュエルシードの怪物同様に砲撃していいかどうか逡巡がある。 ユーノの顔をちらっと見る。使っていいかどうか聞きたいが、うまく切り出せない。 そんなルイズにレイジングハートがアドバイスを送った。 「No problem.Shoot Buster.Master.」 「それなら、そうしましょう」 問題がないのなら、それでいい。 「ルイズ、慎重にね」 ユーノはそう言うが撃っていいのなら盗賊だし、ゴーレムごと撃ち抜いてもかまわないだろう。 方針の決まったルイズは、ためらうことなく呪文を唱える。 「リリカル・マジカル」 ゴーレムもそれに乗った盗賊もルイズを気にすることなく、壁に向かって歩いていく。 その間にもルイズは魔力を溜めていく。 レイジングハートに魔力が満ち、その先に作られた魔力球がまぶしいほどに輝く。 「ディバイン・バスターーーー、シューーーーートっ」 光となった魔力が一直線に飛び、ゴーレムの頭部に直撃する。 爆発を起こしたゴーレムは少したたらを踏んで、その場に止まった。 吹き飛んだ頭部の跡には、青いジュエルシードが光っていた。 フーケに残された仕事は学院から逃げることだけだった。 塀を乗り越えて、少し行ったところでゴーレムをおとりにすれば誰にも見つかることはない。 上空に白い服を着たメイジがいるが、手をこまねいているだけだ。 あの距離で、しかもフライを使っているのなら攻撃魔法を使えるはずもないし、森の中に入ってしまえば簡単に隠れることもできる。 「さて、と」 独りごちるフーケは突如、いやな予感を感じた。 根拠はない。だが、今まで盗賊を続けてこられたのは、この予感というやつを軽視しなかったためでもある。 フーケは空に顔を起こし、目をむいた。 そこにはピンクの、明らかに魔法で作られた球体が輝度を増しつつあるのだ。 「なんだいあれは」 フライを使いながらの魔法、しかも輝きからわかるようにただごとでなく強力な魔法を使おうとしている。 見ているうちに球体はさらに輝きを増し、ついにはゴーレムに向かって降ってきたのだ。 光はゴーレムの頭部を押しつぶし、粉砕し、そして爆発を起こした。 巨大なゴーレムが頭部だけとはいえ、たった一撃で粉砕されたのだ。 「どんな魔法よ」 見たこともない魔法だ。 トリステインにあるアカデミーが開発した新式の魔法かもしれない。 いずれにせよ、上空にいるメイジが油断できない相手であることは間違いない。 「どうすりゃいいんだよ。いったい」 ゴーレムの一番大きな破損は頭部だけだが、動けるように修復するには少し時間がかかる。 その間に学院の衛士や王女の護衛が駆けつけるはずだ。 そっちは何とかなっても空のメイジがいる。あのメイジがまたさっきの魔法を使ったらどうしようもない。 「あいつから何とかしないとね」 だがフーケにはその手段がない。 フーケにはあの高さまで届く魔法はないのだ。 新たな願いを受けたジュエルシードは強く脈動を始める。 願いを叶えるには、このゴーレムだけでは難しかったが、ジュエルシードはその手段をすぐに見つける。 だが、それを使うにはさらに魔力が必要なはずだ。 そのためにより強く、より多くの魔力を作り出していく。 そしてジュエルシードは暴走した。 ゴーレムの頭部があった場所でジュエルシードの輝きが増す。 「これは?」 それに気づいたフーケはジュエルシードに近寄り、それをとろうと手を伸ばした。 泥が動く音がした。 フーケの周りで泥が波を打ち、盛り上がっていく。 ゴーレムの頭部が急速に修復していっているのだ。フーケを巻き込んで。 フーケは泥の波から逃れるために走ろうとしたが、泥を強く踏んだとたんに膝まで沈んでしまう。 「こ、この、何が起こってるんだい!」 フーケは、徐々に泥の中に埋まっていく。 膝から、腰へ、腰から胸へ、胸から首へ。 「この、この」 もがくたびに沈んでいく。 沈むたびにジュエルシードの輝きが増していく。 「こいつが……まさか」 フーケにはジュエルシードが何かはわからないし、何をしているのかもわからない。 それでも青い光を放つ宝石が、この異変の元凶だということは疑いようもなかった。 これをどうするのか、どうやればいいのか。そんなことはわからない。 わからないが、フーケはジュエルシードに手を伸ばした。 それをつかめばどうにかできると信じて。 その動きがさらにフーケを泥の中に埋めていく。 ──もう少し。 指先がジュエルシードにかかった。 フーケは目まで泥に埋まる。 ──もう少し。 フーケの頭が泥に埋まる。 そして、フーケの全ては泥の中に沈んでいった。 最後までもがき続けた腕もジュエルシードをつかむことなく、泥の中に消えた。 前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ